[15]夫家族と遺産トラブル|優位に立つつもりが財産分与も遺産の半分も夢と消え取り乱す夫

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前回のお話

不慮の事故で父親を亡くしたシノブさんは遺された母親を心配し葬儀の後もしばらくは実家に。幼馴染のミホさんとミホさんのお母さんの心強いサポートもあり、母親も気丈に振る舞うようになったものの、義両親は葬儀だと言うのに、会社役員だったシノブさんの父親の遺産や慰謝料などお金の話ばかりで、ナオヤさんは実家を売ってマンションを買えばと提案する始末。その後、自宅に再び押しかける義両親がが遺産でみんなで住む家を建てると言い出し反論するも猛反発。呆れたシノブさんが家を出て幼馴染のミホさん家に駆け込むと、シノブさんのお母さんの家にナオヤさん家族が向かっていると言われソワソワ。撮ってくれた動画を見ると、義家族3人が家の前に立ちはだかる姿が!警察を呼んで何とかなったものの、話をするためにシノブさんが自宅に帰り、家も建てないし同居もしないと言うと、こっちも我慢の限界と離婚届を出して脅し、「ナオヤの考えはわかったよ」と言うと、すかさず義家族で新しい家の構想を立てだすのを見て、「私、実家に戻るね」と言い、義家族を後に自宅を出て一週間後。家の中の荷物がなくなっていることに気づいたナオヤさんがシノブさんを責めると、「家も購入済。ナオヤに説明する必要あります?」と言った後、「私たち、もう離婚成立してますか」と笑顔で言うシノブさん。「認めないぞ」とナオヤさんは反論しました。

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「お義父さんの遺産は?半分は俺のだろ」往生際の悪い夫

家を出て一週間が経った頃、夫ナオヤが私の荷物が無くなっていることに気がつき電話をかけてきました。もうすでに家も購入し話も進めていると答えると、「俺何も聞いてないぞ」と激怒!「ナオヤさんに説明する必要あります?」と言った後、「馴れ馴れしく名前で呼ぶのもやめてもらえません?私たち離婚成立してますから」と笑顔で言うと、ナオヤが「認めないぞ」と慌てて反論しました。

「えぇ?だって、私と離婚したいって、記入済みの離婚届を渡してくれたじゃないですか。私も同じ気持ちだったので、サインしてすぐ、翌日提出しました~」と言うと、

「勝手に何してんだよ!」と怒鳴るナオヤ。「え~。あなたが自発的にっ記入した離婚届ですよ。全く問題ないです」と冷静に言うと、

「財産分与は、もともと別財布にしてたし、特にいらないみたいです。あ、冷蔵庫とか共有の家電とか家具はあげますね~」私がそう言うと、「お義父さんの遺産は!?半分は俺のだろ」と言い出すナオヤに、

「残念!遺産は共有財産じゃないの。わかります?特有財産だから、財産分与の対象になりませーん!!」私の言葉に、「ふざけんなよ」と怒りで震えてる様子のナオヤ。

「親孝行のために家も建てるって約束したじゃないか!」と言い出すナオヤに、「私は、自分のお母さんのために家は用意したよ?孝行娘でし。だからもう実家も売却しました~」と笑顔で報告しました。

もう離婚は成立したと言うシノブさんに突っかかるナオヤさん。でも、以前記入済みの離婚届を渡していたのはナオヤさんの方。諦めきれず、シノブさんのお父さんの遺産を要求するも、遺産は共有財産じゃないから財産分与の対象にならないと冷静に答えるシノブさんに文句を言うナオヤさん、人の遺産で親孝行しようなんて考えが、そもそも間違ってたって早く気づいて欲しいですよね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:ポジョ
在宅デザイナーの主婦です。息子と夫、そして猫と暮らしています。

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