[5]市松人形がますます見てる|逃げた泥棒「何かに怯えた感じだった」不可解な様子に思い当たった存在

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前回のお話

園田家には代々伝わり床の間に飾られている市松人形のいちまさんがいて、とても大切にしていました。ある夏祭りの日のこと。友達と3人で夏祭りに行くユカちゃん達に、夫マサルさんが付き添うことになり、妻マキさんと息子ソウスケくんはお留守番することに。床の間にいるいちまさんに、「後でユカがりんご飴かなんて買ってくるんじゃないかな」と呟くマキさん。その後、せっかくだからと盆踊りを見に行くと、「いちまちゃんにあげるりんご飴もあるよ!」と嬉しそうにりんご飴を差し出すユカちゃんを見て、「やっぱり・・」と思わず笑顔に。その後盆踊りを見に行ったマキさんは山本さんと義母に会い、その後ユカちゃんたちの盆踊りを見ていると、ソウスケくんが泣き出してお腹が空いたのかと急いで家に帰ることに。家に到着すると、「あれ?玄関の扉が開いてる・・?」と驚き、そっと近づくと何やら男性の話し声が。するとソウスケくんの泣き声に気づいた男性が近づいてきて絶対絶命のマキさん!すると、大きな叫び声をあげて男性が家から逃げて行くのが見え、マサルさんに「泥棒入ったかも」と伝えると、「すぐ行くから絶対家に入らないで!」と言われ、警察官と一緒に戻って来ました。祭りの時間を狙った空き巣かもと警察官に言われ、「鉢合わせするとこだった」と力が抜けるマキさんを慰めるマサルさん。その後、マキさんの両親も駆け付け、ユカちゃんは友達の所に泊まると聞いて、マキさんはホッとしました。

1話目から読む

「犯人の二人は叫びながら窓から出てきた」事件を振り返る妻

叫び声をあげて家から逃げて行った2人の男性を見て「泥棒入ったかも」と夫に必死に伝えると、助けに駆け付けた夫と警察官が!空き巣だろうと言われ、鉢合わせしなくてよかったと力が抜けるも、父と母にユカが友達の家に泊まると言われ、ひとまずホッとしました。

そして現場検証後。
「盗られたものはなさそうだね」ひとまずホッとする夫に、「大きな被害がなくて良かったです。何かわかったら連絡しますね」と警察の方が言い、帰って行くのを「ありがとうございました」と父と夫が見送ってくれました。

その後、「とっ捕まえてやりたいが、なかなか難しいみたいだな!」と怒りをあらわにする父に、「・・仕方ないです。みんな無事だったんで良しとしましょう」夫がなだめると、「・・そうだな。本当に無事でよかった」とすやすやと眠るソウスケを見て父も納得しました。

その後、「・・しかしもうこんな時間か。片付けは明日にして、今日はもう寝ようか」夫にそう言われ、「・・そうね。すごく疲れた・・」と答え、寝ることにしました。

布団に入ると、「本当に二人が無事で良かった。僕はマキが空き巣を捕まえようと家に入るんじゃないかと気が気じゃなかったよ」そう言って笑う夫に、「さすがにソウスケ抱っこした状態でそんなことしません!」と反論した後、

「・・そういえば犯人の二人、『うわーーっ!』って叫びながら窓から出てきたんだよね」そう言うと、「そうなの?マキたちが帰ってきた気配を感じて逃げたわけじゃないんだ」と夫に言われ、

「うん・・何かに怯えた感じで・・」と言いながら、「ハッ」と思い浮かんだのはいちまさんのこと。すると、それに気づいたように、「・・いちまさん見に行ってみる?」起き上がりながら夫にそう言われ、考え込んでしまいました。

怪しい男性二人が家の中にいたことから、空き巣ではないかと警察の方に言われ、現場検証を行ったマキさんとマサルさん。何も盗られたものはなく、疲れ切った眠ることにしたものの、叫びながら窓から飛び出してきた犯人のことを考え、「何かに怯えた感じ・・」と呟きながらハッと気づいたのはいちまさんのこと、すぐにでもいちまさんの所で駆け付けたいですよね!

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:左近寺しゅうり
暴れん坊男児2人に振り回されるサラリーマンパパ

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