［２９］お金回収夫｜復帰面談でボソボソ「復帰はいつになりそう？」離婚の話をした手前早めるとしか言えず

「マホんちで夕飯でも食べさせてもらうかな」どういう神経！？

SNSで自分のことが炎上しているのを見て、自分のアカウントで書き込みをしたオサムに、すかさずアンチコメントが炸裂！「なんだよ！！あれだけ投資したのに！どこかで回収しないと」と怒りがこみ上げ、帰宅後、明日は会社の面談だったことを思い出し、「離婚の話もしないとなー・・面倒だな・・」と呟いていました。

そして会社での面談当日。
「今後、取得したいと思っている社員にも伝えたいから、復帰したらまずインタビューする場を設けようと思ってるんだ。その前に、今育休中の過ごし方とか軽く聞いてもいいかな？」そう言われ、「はい！もちろんです！充実した毎日でした！ただ・・」

「ただ・・？」と聞き返され、「妻とは離婚することになりまして・・」と言うオサムに、「え！？」と驚きを隠せない担当者。「あっ・・いえ・・円満離婚というかなんというか」オサムの言葉に「じゃあ今は・・育児は？」と聞かれると、

「あっ、そこはしっかり協力してます」ボソボソと返事をすると、「・・復帰はいつになりそう？」と厳しい表情になった担当者に聞かれ、「あ・・ちょっと早めることも可能です」と答えるオサム。

そして面談後の帰り道。
「あー復帰早まった・・。離婚の話ギリギリにすればよかった・・」とため息をつきながら歩くオサムは、「お腹すいたな・・」と鳴り響くお腹を押さえながら財布を確認。でも・・空っぽでした。

「あっ、マホに連絡して、マホんちで夕飯でも食べさせてもらうかな」とひらめいたオサムは、「あーもしもしマホ？今からそっちにいって、メグルの顔見たいな～って。迎えに来てくれないかな～。電車賃勿体ないし」とすぐに電話で言いました。

面談の為、久しぶりに出社したオサムさんは、育休中に離婚することになったと報告。すると、育児をしていない育休取得者に怪しい視線を向ける担当者。結局復帰が早まり、離婚の話をギリギリにすればよかったと後悔し、空腹なのにお金がない状況になったオサムさんは、マホさんに電話し、夕飯をたべさせてもらおうと張り切って電話。どこまで言っても、マホさんだけは好きなように扱えると思っているようで、なんともイヤな気分になりますね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案：ママ広場編集部　脚本：のきわだ　編集：石野スズ
作画：まりお
２児の母です。