[12]夫家族と遺産トラブル|呆れるのは私「こっちもいい加減我慢の限界だよ」夫が取り出した1枚の紙切れ

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前回のお話

不慮の事故で父親を亡くしたシノブさんは遺された母親を心配し、葬儀の後もしばらくは実家に。幼馴染のミホさんとミホさんのお母さんの心強いサポートもあり、母親も気丈に振る舞うように。義両親は葬儀にもかかわらず、会社役員だったシノブさんの父親の遺産や慰謝料などお金の話ばかりでうんざり。久しぶりに実家から自宅に戻ると、勝手に家のモノを使い、散らかしてくつろぐ義両親と義姉の姿を見て絶句。ナオヤさんを責めるも全く響かずモヤモヤだけが残るシノブさん。その夜、突然ナオヤさんが実家を売ってマンション購入を提案するも、「お母さんがうちを頼ることは絶対にないくらいあるから」とシノブさんの言葉に驚くナオヤさん。それから一週間後、自宅に帰ったシノブさんは、家の中で寛ぐ義両親を見てビックリ!遺産がかなり入るから、みんなで住む家を建てたらと言い出す義母に絶句し反論すると義両親が猛反発。「同居とか考えたことないしありえないから」シノブさんが冷たく言い放ってから1か月後、義姉から「早く家を建てる決心してね」とメッセージが!ナオヤさんを問い詰め、家を出て幼馴染のミホさん家に駆け込み事情を話すも、それから少しして、シノブさんのお母さんの家に、ナオヤさん家族が向かっていると言われソワソワ。ミホさんのお母さんが撮ってくれた動画を見ると、ナオヤさん以外の義家族3人が家の前に立ちはだかる姿が!警察を呼んで何とかなったものの、居ても立っても居られず、ナオヤさんに「明日話があるから」とシノブさんが言いました。

1話目から読む

「早く決心しないから父さんたちがそっちに行った」夫も知っていた

ミホとミホのお母さんから連絡があり、慌ててミホの家に戻ると、そこにはお母さんも連れて来てくれていて、実家で起こった様子を動画で見せてもらいました。そこにはナオヤ以外の3人が来ていて、ミホのお母さんが、警察に通報してくれたおかげでいなくなったと聞いた私は、すかさずナオヤに「明日、話があるから」と電話しました。

そして自宅へ。
「ナオヤ、いるの?」と真っ暗な部屋の中で、電気を点けながらそう言うと、奥から黒い影が。

ナオヤが出てくると、「ようやく決心したんでしょ?」と言われ、「なにが?」と聞き返すと、「早く決心しないから、父さんたちがそっちまで行ったんだろう?」と笑顔で言い出し、

「それで、すぐにでも業者呼ぼうと思うんだけど?新しい家を建てて、みんなを喜ばせたいんだ」とウキウキしながらハウスカタログを取り出すナオヤに呆れ、「家を建てる気も、同居する気もないよ」と言うと、

「はぁ、シノブはいつになったら大人になって、嫁ぐということを理解できるんだ?こっちもいい加減我慢の限界だよ。これは出したくなかったけど・・」そう言って1枚の紙切れを取り出すと、

離婚届をチラつかせるナオヤに、「ナオヤ・・本気なの?」とたずねると、「シノブがいつまでも変わらないなら、こういうことも考えてしまうよ・・」と残念そうに呟くのでした。

翌日、ナオヤさんと話し合いをするために自宅へ帰ったシノブさん。奥から出て来たナオヤさんに「ようやく決心したんでしょ」と義家族が押しかけたことも承知の様子。「家を建てる気も同居する気もないよ」とハッキリ言うシノブさんに我慢の限界と離婚届を取り出したナオヤさん。「本気なの・・?」シノブさんに聞かれ、呆れたように答える姿、こっちが呆れてしまいますよね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:ポジョ
在宅デザイナーの主婦です。息子と夫、そして猫と暮らしています。

最新のコメント
  • もも より

    おお、夫の氏名が記載済みの離婚届!

    これはありがたいですね。

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