[15]義母優先夫|ママ友のパパが物申す「子どもから目を離さないでください」スマホ片手に何も言えない夫

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前回のお話

カナコさんの夫ユウタさんは、どんな時でも義母からの電話を優先します。ユウタさんは「仕事」と言っていたものの、実は義母からの電話だったと結婚後に知ったカナコさん。結婚後も義母の電話を優先するユウタさんに不満をぶつけますが、ワガママだと逆ギレ。義母が電話をかけるタイミングが、自分とユウタさんが一緒の時だと気付いたカナコさんは、翌日の夜から義母とのテレビ通話に割り込むも、ユウタさんにブチギレられ自分が我慢すればいいと諦めの気持ちに。その後義母を優先するユウタさんに何も言わなくなりました。一方、ユウタさんとの電話にカナコさんが割り込むことを腹立たしく思っていた義母は、夫を亡くしてからユウタさんと支え合って生きてきたことから寂しさを募らせ、毎日の電話を楽しみに。その後、「私がこんなに寂しい思いをしているのに、彼女はユウタと楽しい時間を過ごしているなんて」とイライラし、ユウタさんがデートしている時にわざと電話するように。「私を優先してくれる」と優越感に浸り、それは結婚後も続きました。義母の電話に割り込むようになったカナコさんを憎らしく思い、ユウタさんに電話した義母が電話で愚痴ると、その後はユウタさんとゆっくり話せるように。義母は、勝ち誇ったように心の中で呟きました。それから数年、息子ショウくんが産まれてからも変わらない夫の義母優先。それから数年後、ショウくんの運動会が終わった後、ママ友たちと公園へ。ショウを見ていると言ってくれたユウタさんは、電話が鳴ると目を離し、カナコさんが慌てるも、ショウくんはジャングルジムから転落してしまいました。

1話目から読む

「母さん・・ごめんね。今・・ショウが・・」さっさと電話を切れ!!

あれから数年が経ち、ショウが産まれてからも、ユウタの義母優先は変わらず。でも、育児に忙しく、次第に義母の電話も気にならなくなりました。そして、ショウの運動会が終わった後、ママ友達に誘われて公園へ行くことに。一緒に誘われたユウタは、「子ども達を見てるから、ゆっくり話しなよ」と言ってくれて思わず赤面。安心して公園のベンチでママ友トークをしていると、スマホ片手に子ども達から離れていくユウタさんの姿を見てびっくり!すると、ショウくんがジャングルジムから・・!!

慌てて駆け付けるも、地面に倒れて「わ~~ん」と泣き出すショウ。その声にやっと気づいたユウタが振り返ったのは、私がショウを抱きしめていた時でした。

「ショウ大丈夫!?大丈夫!?」必死に声をかけるも、「わーーん!!わーーーん!!」と泣いているショウ。「大丈夫ですか!?」すぐにツキトくんママとパパが駆け付けてたずねました。

ツキトくんのパパはお医者さん。「ちょっと診させてね」そう言ってショウの頭を診てくれました。ユウタはと言うと、「母さん・・ごめんね。今・・ショウが・・」と焦りながら義母に伝えていました。

「とりあえず様子を見る感じで大丈夫だと思うけど。急激な変化があったりしたら、すぐに救急にかかってね」ツキトくんのパパにそう言われ、「ありがとうございます」と私が言うと、

「ショウくんパパ、子どもを見ている時は、子どもから目を離さないようにしてくださいね。何が起きたかわからなかったら処置も遅れますから」ツキトくんのパパにそう言われ、「あ・・」スマホを耳にあてたままユウタは動揺していました。

カナコさんが慌てて駆け付けるも、転落して地面に倒れてしまったショウくん。ユウタさんはショウくんの泣き声で振り返ってビックリ。泣き叫ぶショウくんをお医者さんであるツキトくんのパパが診てくれ、ひとまず安心したものの、不安が残るカナコさん。すると、ツキトくんのパパがユウタさんに目を離さないでと注意。まだスマホを耳にあてたまま、「あ・・」としか言えないユウタさん、父親としても人としても、反省することが山のようにありますよね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
男の子ママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。

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