初恋こじらせ夫[31]離婚を反対する人はもういない


「地元に帰りたいなんて、一度も聞いたことなかった。」と理恵さんが言うと正志さんは「俺が会社を辞めて戻るって言ったら絶対反対するだろ?」と言いました。

理恵さんは「だからって、全部事後報告されるとは思わなかった。」と言い返すと「お前は反対するし、俺は譲らないんだから結果は同じだろ」とお互いの主張は平行線です。

すると理恵さんのお兄さんが「ほう・・・配偶者に何の相談もなく仕事を辞め、離婚を決めて地元に帰ることにした・・・っと。」とメモを取ります。

すると、義父母は「そ、それは本当に理恵さんには申し訳なく・・・」「息子の勝手で本当に申し訳ございません・・・」と謝りました。

理恵さんのお父さんは義父母が謝るのを見て「もう、謝罪などはなしにしましょう。ここまでくれば、正志君と理恵の離婚は決定。ここまでは皆さん、異存はないということでよろしいですね?」と言うと誰も反論はありませんでした。

理恵さんは「お義父さんとお義母さんも離婚は避けられないと思ってるんだ・・・地主のお嬢さんの方がいいんだ・・・」と少し切ない気持ちになりました。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
脚本:船井 秋 編集:ママ広場編集部
作画:dechi