イジメに負けなかった小2の私[51]


クラスで一番日焼けしているという理由で勉強を怠けていたと決めつけられ、プリントを10枚やれと言われたことを、お母さんに言おうと相談をしてきた西川くん。

友達のよーちゃんも、西川くんの意見に賛成でした。

よーちゃんが賛成する理由は「まるちゃんのお母さん、怒るとメッチャこわいし、強い」から。もちろん、よーちゃんに悪気は微塵もありません。

お母さんのことをこわいと言われ、苦笑いのまるさんに、よーちゃんは慌てて言い加えました。

「正しいことをちゃんと言ってくれるって意味な?ダメなことはダメっていつも教えてくれるやん?」と。

西川くんとよーちゃんに背中を押され、お母さんに言おうと決めることができたまるさんです。

そんな話をしているまるさんのところへ、もうひとつの「問題」が現われました。やってきたのはクラスメイトのさなかちゃんです。
「今日お母さん仕事休みでしょー?遊びに行くね!」と、既に決定しているかのように言いに来ました。

この日のまるさんは、帰宅後に先生の事をお母さんに話すという大切な用事があります。「ごめんさなかちゃん、今日は無理!」そう言っても「えー!?今日のおやつホットケーキでしょ?たべたい!」とムキになって言うさなかちゃんです。

さなかちゃんは放置子のため、まるさんのお母さんが出してくれる「おやつ」が欲しくて、お母さんの仕事がお休みの日をしっかり把握していたのでした。まるさんは、さなかちゃんと担任の先生に挟まれてよく登校拒否にならなかったなと大人になってから思うのでした。
※この話は身バレ防止のため実体験にフィクションを加えてオーバーに描いております。
登場人物名、場所は架空のものとし、創作漫画としてお読み頂けると幸いです。
[作者]まる
9歳の面白息子アキを育てるアラフォー母です。
[編集]ママ広場編集部
「だって今日のおやつホットケーキでしょ?」というさなかちゃんの迫力がすごいですが、お母さんに話をする大切な日ですから、絶対に断らなくてはいけませんよね!
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