[27]「僕じゃダメだった?」良い友達だと思っていた相手からのまさかの言葉に焦る。年の差婚|ママ広場マンガ

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前回のお話

猛アプローチされていた15歳年下の加賀谷くんとしっかり向き合うと決め、加賀谷くんから提案されていた半年間のお試し交際を受け入れることにしたユリですが、最近よく二人でゴハンを食べに行く仲になっていた月城さんにきちんと話してから加賀谷くんと付き合いたいと伝えました。交際OKの返事をもらった加賀谷くんは大喜び。「今日からユリさんって呼んでいいですか?僕のことも下の名前で!」とグイグイくる加賀谷くんに恋愛ご無沙汰のユリは「私、これからこのトキメキに耐えられるのか!?」とタジタジです。

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年の差婚[27]男友達からの予想外の言葉

月城さんとの約束の日。仕事が長引き待ち合わせに遅れてしまった私。「ごめんなさい、遅れてしまって!」と謝る私に「問題ないない!こういう仕事だとどうしても、ね!」と私に気を遣わせないよう軽い感じで言ってくれる月城さん。「じゃ、行こうか。今日の居酒屋、この間行ったら美味しくて・・・」と言いながらお店に向かう月城さんに「そうなんだ!へー、楽しみ・・・」と返しながらも、この後伝えないといけないことを考えてソワソワしてしまう。

月城さんは既にこのとき私の様子がいつもと違うことに気づいていたかもしれない。お店に入り、「・・・じゃあ、お疲れ様!」「お疲れ様です~!」とまずは乾杯。「生き返る~っ」と勢いよく飲む私を見て「はは。相変わらずの飲みっぷりだね!」と笑う月城さん。

しばらく楽しく飲んだ後、私はジョッキを置いて「・・あの」と切り出しました。「・・何かあった?」と聞かれ、「・・月城さんとのゴハン楽しくて、いつも美味しいお店教えてもらって嬉しかったんだけど、今日で最後にしたくて・・」と伝えると、何も言わない月城さん。「あの、急に・・ごめんなさい。一方的に・・上から目線で断っちゃう感じもおかしいんだけど・・」と言葉を選びながら伝えました。

改めて「・・ごめんなさい」と伝えるも無言が続く月城さん。しばらく気まずい時間が流れ、ちらっと月城さんの顔を見ると「理由を聞いても?」と月城さんが静かに口を開きました。「・・真剣に向き合いたいと思う人ができて。その人を誤解させるようなことはしたくないし、月城さんにも・・その、失礼になるし」と正直に答えました。

すると「・・加賀谷くん?」と言い当てられ「えっ!?ど、どうして・・」と焦る私。「前に飲んだ時、加賀谷くんに彼女がいたってぼやいてたからそうかなって」と言う月城さんの言葉に「え・・そんなこと言った・・?あ、うん、でもそう・・」と赤面してしまう私。月城さんにそんなことを話していたなんて・・恥ずかしい。そして、月城さんが「そっか。でも加賀谷くんて確かかなり年下だったよね」と言うので「あ・・うん」と答えると、少し考えるような間のあと「・・僕じゃ、ダメだった?」と言った月城さん。

「・・え!?なななっ!?」予想外の月城さんの言葉に混乱してしまう私。さらに月城さんが「谷口さんには僕の方が合ってる気がするけどな~」と冗談っぽく言うので「え、あ、あの・・??」と言葉に詰まってしまう私。まさか月城さんがそんな風に思っていたなんて・・思ってもいませんでした。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。
SNSで育児絵日記を描いています。

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