前回の話
サツキの昔からの友人ナオは頑張り屋でバリバリ働くキャリアウーマンでしたが、現在は育休中で2歳と0歳の2人育児中です。珍しくナオから助けを求めるメッセージが届いたサツキとよっちゃんがナオの家に駆け付けると、仕事で忙しいご主人がほとんど家にいないため、いつもひとりで家事も育児もこなしていたナオが疲れ切った顔をしていました。その日もご主人は出張中。サツキとよっちゃんは部屋の片づけや子どもたちのお風呂、食事の準備などを手伝ってナオをひとりでゆっくりお風呂に入ってもらいました。ワンオペ2人育児を頑張っていたナオですが、慢性的な寝不足と疲労でイライラして怒ってばかりの自分を責めて限界を感じてしまったことを打ち明けたのでした。
限界だったワンオペ育児[5ー1]辛いって言っていいんだよ
ナオは心に溜まっていた辛い気持ちを打ち明けた後、「ごめんね、愚痴ばっかり」と申し訳なさそうに言いました。「今日もいきなり呼んで助けてもらっちゃって・・・」と下を向いたままです。そんなナオに、私は「みずくさいなぁナオ!」と言いました。
「母親だって人間じゃん!ひとりじゃムリ!辛いって、言っていいんだよ!」そう伝える私の横で、よっちゃんも優しく微笑んでいます。
子育ては、小さな命を預かることです。
子どもが赤ちゃんの時はそのプレッシャーが特に強くて、寝ている赤ちゃんがちゃんと息してるか不安になったり、泣き止まない時は「どこか悪いの?」と必死に悩んだりするものです。
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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集・作画:マキノ