前回の話
タクマはサユリと付き合っているものの、他の人を想い続け自分には全く心が向かないサユリに不満がたまっていました。とうとうサユリとケンカになり、その勢いで「サユリが好きなのはアユ」とみんなの前で暴露したのでした。
親友の彼氏[12-2]親友がずっと隠していた感情
「アユのことが好きだから、邪魔したかったんだよな?アユと俺が付き合うのを」とタクマさんは溜まっていた不満を解消するかのようにサユリの秘密をばらし始めたのです。「そんなことない・・・」と小さな声で言うサユリに「いーや?違わないね。」とタクマは止まりません。「付き合う前も、付き合ってからも、俺が目の前にいる時もサユリはずーっとアユのことばっか。」
「あゆ、知ってた?サユリはさ、アユのこと恋愛感情で好きなんだよ。アユを俺にとられたくなくてサユリ、必死でさぁ」と言って、タクマはまた意地悪く笑いました。
「アユを俺に取られないためなら好きでもないやつと付き合う!好きでもない相手と寝られる!そういう女なんだよ!」と言い捨ててタクマは声を上げて笑いました。サユリは誰とも目を合わせずただ下を向いて、顔面蒼白になっていました。
アユは想像もしていなかったことに言葉が出てきませんでした。
ママ広場オリジナルマンガ「親友の彼氏」は毎日更新します。おたのしみに!
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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:コハダさんさん
LGBTQ当事者、1児の母。
里帰り育児漫画やLGBTQを絡めた創作漫画を描いてます。