前回の話
サユリの提案でアユとサユリは2人で旅行に行くことにしていましたが、一度は断られても諦めきれずにどうしてもサユリと旅行へ行きたいタクマからのたっての願いでアユはサユリを説得しタクマとタクマさんの友達カズヤも入れた4人で行くことになりました。綺麗な海と素敵なロッジハウスにテンションが上がりはしゃぐアユとサユリとは対照的に、てっきり彼女のサユリと一緒の部屋に泊まると思っていたタクマは、サユリに断固拒否されて落ち込みました。その夜、不満を募らせながらすごいピッチでお酒を飲んでべろべろに酔っぱらってしまったタクマを部屋に送ったサユリ。するとすぐにケンカのような大声がして、タクマが部屋を飛び出して行きました。
親友の彼氏[11-1]親友の好きな人
サユリと口論の末、外に飛び出したタクマは、砂浜に寝転がって波の音を聞いていました。
「タクマさん」と、追いかけてきたアユが声をかけました。
「どうしたの?サユリと何かあった?」
何も言わず、ただじっと宙を見ているタクマの傍に座ったアユは「タクマさん、あの・・・」何かを言い掛けましたが、タクマは「あいつ」とアユの言葉を遮って口を開きました。
「あいつ、好きなヤツ、他にいる。」タクマが言ったことに動揺するアユに、タクマは「あーあ、サユリじゃなくてアユと付き合えば良かった。」と言ったのです。
次の話
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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:コハダさんさん
LGBTQ当事者、1児の母。
里帰り育児漫画やLGBTQを絡めた創作漫画を描いてます。