前回のお話
共働きのちひろさんと良平さん、息子の翔くんが生まれ、育休から復帰したばかりのちひろさんは、何度も保育園からの呼び出しを受けて早退やお休みをしてしまうことを本当に申し訳なく感じていました。子育てと仕事の両立の難しさを痛感し「仕事、辞めた方がいいのかな・・」と思いつつ、「でも翔のためにもお金は必要だし・・それじゃ子育てが落ち着いたら・・」とどんどん気持ちが後ろ向きに。慌てて「あーっダメダメ！今は仕事！切り替えろ、私！」と自分自身に喝を入れるのでした。
それぞれの想い［１０－１］仕事と育児の両立の意思が明確な男性部下
息子の翔くんをちひろさんのお母さんにお願いし、慌てて出社した良平さん、「遅くなった！」会社に到着するなりそう言うと、「こっちは大丈夫です。お子さん大丈夫ですか？電話すみませんでした」と部下が言いました。「いいよいいよ。妻のお母さんが来てくれたから」と良平さんが言うと、「そうなんですね！近くに住んでると助かりますね！」と言われ、「はは・・まあ、な」と答えたものの、「近くではないけど・・」と心の中で呟きました。
その後、これから育休を取る社員との面談が。「じゃあ、育休取得にあたって、不安なこととかある？」良平さんがたずねると、「育休については大丈夫です。ただ、復帰後も・・子どもに何かあった時は、そっちを優先できますか？」とたずねられました。
「あ、ああ、もちろんできるよ」そう良平さんが答えると、「・・あの、先輩のとこは、お子さんが熱を出しても、いつも奥さんが仕事を休んで対応してますよね」と言われ、ぎくっとしながら「うっ、うん、まあ」と返事をすると、「子どものこと、妻だけじゃなく、僕も対応できるように、復帰後も早退や有休を使えるような働き方をしたいんです」面談で部下にしっかりと意思を伝えられたのでした。
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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案：ママ広場編集部 脚本：のきわだ 編集：石野スズ
作画：マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。SNSで育児絵日記を描いています。
