前回のお話
夫いちろうさんと別居して実家で暮らすかおりさん、いちろうさんが何をしているのかを突き止めようと自宅に帰り部屋の中へ。整った部屋に怪しいところはなく、いちろうさんの部屋を調べようとこっそり入ったところ、実家の食堂のお品書きを見つけて驚くかおりさん。そういえば、とメッセージのやりとりを思い出し、「まさかお母さんと連絡取ってる?・・はっ!!」と気づき、「もしかして、お母さんが言ってたアルバイトって・・」と思い当たりました。
夫が育児をなめくさってる件[179]
かおりさんの実家の食堂「和香」でのこと。「昼営業が終わったので、準備中の札、出しておきますね」「あぁ」お父さんに声を掛ける人の姿がありました。
「・・・随分と疲れてるね」とお父さんが声を掛けたのは、疲れ切ったいちろうさんでした。「えっ」そう言われて驚くいちろうさん。
「そっ、そんな事ないですよ。あはは」笑いながら答えるいちろうさんに、「かおりにはまだ何も話してないんだろう?」とたずねるお父さん。
「・・はい。お店を手伝わせていただいてることは内緒にしてます」と静かに答えるいちろうさん。すると、「私はね、今の君がしていることに、賛成しているわけではないんだよ」かおりさんのお父さんがいちろうさんに言いました。
疲れ切った表情のいちろうさん、なんだか心配になりますね。
※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
[作者]くまお
二人の女の子を育てているパパです。
育児、日常、オリジナル連載などいろんなマンガを描いています。
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