「よく似合う!可愛いよ」真っ直ぐな目でそう言った彼に赤面。育児なめすぎ夫[167]|くまおのマンガ堂

前回のお話
結婚前にいちろうさんの実家である離島を訪れたかおりさん、突風が吹いて被っていた帽子が飛ばされてしまい困っていると、いちろうさんがすかさず海に飛び込んで取ってきてくれました。なかなか水面から顔が見えず心配したかおりさんが「何でこんな危ないことするの!」と言うと、「かおりが前に大切な帽子だって言ってたから・・」と呟くいちろうさん。以前、亡くなった祖母から贈られた大切なものだといちろうさんに話したことがあるかおりさんは、「そんな昔にした話を覚えててくれたんだ・・」と感動しました。

夫が育児をなめくさってる件[167]


海に飛び込んでかおりさんの帽子を拾ってきたいちろうさんが「実はここ、飛び込みスポットなんよ」と言うのを聞いて「え?」と驚くかおりさん、「子どもの頃は、みんなで集まっては、ここから海に飛び込んで遊んでたんだよ」いちろうさんが話を続けます。

「下に岩場もないし、深くもないし、かおりが思うほど危なくないよ」ケロッとした表情で話すいちろうさんに、「でも・・」とかおりさん、すると「ほらっ」そう言って、いちろうさんはかおりさんの頭に帽子を被せました。

「うん。よく似合う!可愛いよ、かおり」そう言って笑顔を浮かべるいちろうさん。

「かああ・・っ」頬を赤くして下を向いてしまうかおりさんは、「いちろうさんのばか・・ばか・・ばかっ・・」と心の中で呟きました。
考えもなく海に飛び込んでいた訳ではないと知ったかおりさん、自分自身を想ういちろうさんの気持ちを知って照れる姿、とっても可愛いですね!
次の話

※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

[作者]くまお
二人の女の子を育てているパパです。
育児、日常、オリジナル連載などいろんなマンガを描いています。
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