前回のお話
娘のこはるちゃんを連れて家を出て実家にやってきた妻のかおりさん。お店で忙しいはずのお母さんが早く帰って来たことに驚いていると「アルバイトさんに任せることにしたから、遠慮なく私を頼りなさいね」とお母さんに言われ、ありがたく思いつつ「やっぱり私が来たから・・」と責任を感じていました。
夫が育児をなめくさってる件［１５１］
「ちょっとかおり、また悪いクセ出てるわよ」「えっ」お母さんに指摘されて驚くかおりさんに、「自分が来たからだなんて、そんな風に気を張って無理したから倒れちゃったのよ」お母さんは言いました。
「病院でも言ったでしょ。辛い時は遠慮なく甘えなさいって。あんたは何も気にすることないのよ？」「・・・」お母さんにそう言われて無言になるかおりさん。「わかってるんだけどなぁ」と呟きました。
「私ってきっと人に頼るのが下手なんだよね・・。今回の事でつくづくそう思ったよ」「頼ったとしても相手に完璧さを求めちゃうの・・だから、いちろうさんの事許せないんだと思う」かおりさんが言葉を続けました。
そして「私ってなんでこうなのかな？」お母さんにたずねると「・・それは」と言った後で「ウチが共働きだったからかもしれないわね・・」とお母さんは言いました。
相手に完璧さを求めてしまう自分自身を反省するかおりさんに、「それはウチが共働きだったからかも」と答えるお母さん、かおりさんはご両親が忙しく働いている間、きっと何でも自分でできるようになったのでしょうね。
※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
［作者］くまお
二人の女の子を育てているパパです。
育児、日常、オリジナル連載などいろんなマンガを描いています。
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