夫婦になるには早すぎたと涙を流す妻の言葉に涙が溢れる育児なめすぎ夫[117]|くまおのマンガ堂

前回のお話
自分が育休を取り忘れ仕事に追われて家にも帰らなかった1ヶ月のことを改めて妻のかおりさんに謝罪した夫のいちろうさん。かおりさんは、良いママとパパになりたくて自分にもいちろうさんにも厳しすぎたと振り返り、一番大変なときに後輩女性の仕事を手伝っていて帰ってこなかったいちろうさんを許せない気持ちもあるものの、いちろうさんがお人好しで抜けてる所がある人だと分かっていたのに・・・と複雑な胸中を口にします。

夫が育児をなめくさってる件[117]


「あなたのそういう所が好きだったのに、いつのまにか忘れてた・・・」と、お人好しないちろうさんが好きだったことを思い出したかおりさん。そしてもう一つ、お父さんに言われた事も思い出したといいます。

それは、結婚の挨拶の日にお義父さんが2人に話してくれたことでした。「そんな大事なこと伝えてくれてたのに、もっとその言葉を大切にすればよかった・・・」と涙を流すかおりさん。

「私達・・・夫婦になるには、親になるには早すぎたんだ・・・」かおりさんの言葉にいちろうさんも涙が溢れます。

2人は涙を流しながら無言で見つめ合いました。
入院中のかおりさんが思い出したのは、いちろうさんがかおりさんの両親に結婚の挨拶に来たときにお父さんが夫婦の先輩として2人に伝えてくれたこと。それは、かおりさんが倒れた日にお義父さんがいちろうさんに思い出させてくれたことと同じでした。お互いにそれを忘れていた2人。「私達・・・夫婦になるには、親になるには早すぎたんだ」と涙ながらにかおりさんが言うと、いちろうさんの目にも涙が溢れます。2人は同じ気持ちだったのでしょう。

次の話

※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

[作者]くまお
二人の女の子を育てているパパです。
育児、日常、オリジナル連載などいろんなマンガを描いています。
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