前回の話
連絡もせずわざわざお昼前にやって来て、ケチをつけながらもお昼ご飯をたいらげ、ユイトくんの勉強にも「親の学力が低いと・・」やら「うちの家系にはいないから・・」と、キョウコさんにいちいち嫌味を言う義母。お友達からの電話で孫マウントを決め、水出しの緑茶を飲んで意気揚々と帰って行った義母にうんざりしていたご主人、キョウコさんがフォローするも「いや悪意しか感じない。キョウコにも失礼だし、ユイトには悪影響。もう会わせたくない!居留守使えないかなぁ。はぁ・・」とため息をつきながら考え込んでいました。
私、ますます義母に負けてません[5-1]何が違うの?
そして次の日。「ピンポーン!ガチャッ」インターホンが鳴った途端、顔を覗かせる義母「来ちゃった~。今日、アツシは仕事でいないでしょ~。だ・か・ら」ウィンクしながら入って来ました。「お、お義母さん・・2日連続・・」と動揺しながらも「ど・・どうされたんですか?」とたずねるキョウコさん。
すると「よいしょっと。あ、今日のお昼は?」そう言いながらとっとと座り込む義母に、「今日はユイトと私だけだったので簡単にしようかと・・」キョウコさんが答えると「やーね、あなた。いつも簡単じゃないお昼は。で、何?」お昼が気になって仕方ない様子の義母。
「昨日の残りのスペアリブとサラダです。あと、ユイトがグラタンを食べたいそうで・・」キョウコさんがそう言うと「じゃ、私もグラタン!」とオーダーする義母に「・・はい」仕方なく返事をしました。
突然義母がやって来た翌日のこと。ピンポーン!ガチャッ!とやって来たのはまたしても義母!「お義母さん、2日連続・・」と驚くキョウコさんにはおかまいなしで家に上がり込むと「今日はアツシが仕事でいないでしょ?だ・か・ら!」そう言った後で「あ、今日のお昼は?」とたずねる義母。お目当てはやっぱりお昼ご飯のようです「昨日の残りのスペアリブとサラダです。あとグラタンを・・」と答えると「じゃ、私もグラタン!」とオーダーした後で、「そうそう、違うの。今日はコレ!」とカバンから何かを取り出しました。
昨日あれだけご主人にいろいろ言われていたことが、何にも伝わっていないんだとこれでハッキリわかりましたね。
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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マッマ
2歳差の兄妹を育てています。