前回のお話
妻のかおりさんが入院することになり、ひとりでこはるちゃんのお世話をすることになった夫のいちろうさん。なかなか寝付かないこはるちゃんに悪戦苦闘している時、かおりさんのお父さんが訪れました。強面のお義父さんに寝かしつけを代わってくれないかと言われ、「お義父さんできるの?無理でしょ育児を甘くみないでもらいたいよ」などと、お義父さんは寝かしつけなんてしたことがないと勝手に思ういちろうさんでしたが無下には断れず代わると、こはるちゃんはお義父さんの腕の中であっという間にスヤスヤ寝てしまったので唖然としたいちろうさんでした。
夫が育児をなめくさってる件[101]
自分はどうやっても寝かしつけられなかったこはるちゃんがあっという間に寝てしまったことに驚きを隠せないいちろうさんは、「あっさり寝たぁーー!!なんで!?どうして!?」いちろうさんはただただ義父を見つめるばかりです。
お義父さんは顔色一つ変えず、眠っているこはるちゃんを抱きながら「寝かしつけは数十年振りにやったが、」と話し始めました。
「かおりのときと同じ要領で上手くいったな。やっぱり母と子で似るもんだね」そういってフッと優しい笑顔を見せたのです。
お義父さんの様子を見てハッとしたいちろうさんは、あっ!お義父さん、かおりの育児に積極的に参加してたのか!!と気づきましたが、(時代的にかなり珍しいんじゃないか・・・元祖イクメン?)とお義父さんをじっと見つめながら思っていました。
寝室をお義父さんに案内し、こはるちゃんをベッドに寝かせた後にダイニングテーブルにお義父さんと二人向き合って座り、沈黙が居心地が悪くドキドキする一郎さんです。
入院しているかおりさんや奥さんには「店に戻る」と言って出てきたお義父さん。一郎さんにどんな話をするつもりなのか気になりますね。
次の話
※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
[作者]くまお
二人の女の子を育てているパパです。
育児、日常、オリジナル連載などいろんなマンガを描いています。
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