前回の話
まるさんが小学2年生の頃、毎日のように家に遊びに来ていたお友達のさなかちゃん、あまりにお菓子が減るので驚いたお母さんは、さなかちゃんの家ではおやつがダメだと聞いて食物アレルギーが心配になりました。すぐにさなかちゃんの家に電話して、「うちでおやつを食べていてアレルギーとか大丈夫でしょうか?」とたずねた際、「大丈夫です。お好きにどうぞ」と言われたお母さんは、「これ、訳アリの子やな」と勘がはたらいてピーンッと来ました。
母が私の友達に冷たい[8]
さなかちゃんの家に電話して「うちでおやつを食べても大丈夫でしょうか?」とたずねたところ「お好きにどうぞ」と言われたまるさんのお母さんは「これ、訳アリの子やな」さすが大人。お母さんはすぐに気づきました。
「まる、明日お母さん仕事休みやからな。おやつにババロア作っとくわな」まるさんにそう言うと「わーい!」と喜ぶまるさん。
そして翌日のこと。「ただいまー」「はい、おかえり」学校から帰ってきたまるさん、とその後ろにさなかちゃんの姿が。
「さなかちゃんやね?こんにちは!」お母さんが声をかけると「こんにちは・・」小さな声でさなかちゃんが挨拶しました。
その後、玄関で靴を脱ぎ部屋に入ろうとするさなかちゃんが靴を揃えていないことにビックリしたお母さん。
さなかちゃんを呼び止めて「さなかちゃん。人の家に入る時は『おじゃまします』って言って、靴も揃えなアカンわ」そう注意して教えました。
すると「・・・」険しい表情をして無言でお母さんをじっと見つめるさなかちゃん。
お母さんがじっと観察するなか、靴を揃え、「おじゃましまーす」と挨拶して家に入ってきました。
さなかちゃんのお母さんとの電話のやりとりで「訳アリの子やな」とピーンッと来たまるさんのお母さんは、「明日お母さん仕事が休みやからな。おやつにババロア作っとくわな」とまるさんに伝えました。わーい!と喜んだまるさんが翌日学校から帰って来ましたが、その後ろにはやっぱりさなかちゃんが。出迎えたお母さんが「さなかちゃんやね?こんにちは!」と声をかけると「こんにちは・・」と返事をしたものの、靴を脱ぎっぱなしで家に入ろうとするさなかちゃん、お母さんに引き止められて「人の家に入る時は『おじゃまします』って言って靴も揃えなアカンわ」と注意、「・・・」無言でじっとお母さんを見ていたさなかちゃんは、その後靴を揃えて「おじゃましまーす」と言い、家に入りました。
さなかちゃんが無言でまるさんのお母さんを見つめる目には、いろいろな思いがこめられていそうですね。
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※この話は身バレ防止のため実体験にフィクションを加えてオーバーに描いております。
登場人物名、場所は架空のものとし、創作漫画としてお読み頂けると幸いです。
[作者]まる
8歳の面白息子アキを育てるアラフォー母です。
[編集コメント]ママ広場編集部
お母さんの「正しいこと正しい。間違ってることは間違ってる!」の教えが響きます!そしてババロア!!なつかしすぎますー!!