前回のお話
育休中の夫いちろうさんは、会社の後輩白石さんから「助けてください!」とメッセージをもらい、妻のかおりさんには娘のこはるちゃんの散歩に行くと伝えて公園で白石さんと会うことにしました。困っている白石さんの助けになってあげたい気持ちはあるものの家のことで手一杯ないちろうさんは「大した事はしてあげられない」と伝えようとしますが、「めっちゃカッコいいですぅ」「まさにイクメンって感じですね」とおだてられデレデレになってしまいます。
夫が育児をなめくさってる件[71]
「それでお願いなんですけど・・・」と、いちろうさんをおだててから本題を切り出す白石さん。「急遽、プレゼンの資料をまとめなくちゃいけなくなってぇ。私・・・先輩がいない分も頑張ろうって思ってたんですけど」と、仕事のプレゼン資料作成で困っていると話します。
「なんだか難しくてぇ他にもやらなきゃいけない事たくさんあるし・・・もうどうしたらいいか分かんなくなっちゃってぇ・・・」と言ったと思ったら「先輩!!代わりに資料作ってくれませんか!?お願いします!!」と育休中のいちろうさんにまさかのお願いをしたのです。
「お休み中にこんな事・・・ごめんなさい。でも頼りになるの先輩しかいなくてぇ」と涙ながらに訴える白石さんに「わっ!?なっ泣かないでよ」と焦るいちろうさん。
「プレゼンの資料作成ってかなり面倒だけどなぁ・・・」と思いつつも、泣いて自分を頼ってくる後輩を前にすぐに断れないいちろうさんは「う~ん・・・」と返答に困ってしまいました。
いちろうさんをおだてて良い気分にさせてからお願い事を切り出した白石さん。自分の任された仕事の資料作成を育休中のいちろうさんに代わりにやってもらおうとするとは驚きですね。いちろうさんしか頼れる人がいないと言う白石さんの言葉は、人の良いいちろうさんが断りづらくなることを見越しての言葉ですよね。いちろうさん、ここはビシッと断るのが自分と家族のためだと思います。
※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
[作者]くまお
二人の女の子を育てているパパです。
育児、日常、オリジナル連載などいろんなマンガを描いています。
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