前回のお話
娘のこはるちゃんが寝ている内に「私も寝ないと」と立ち上がった妻のかおりさん、突然フラっとして失神しかけ、「私ももう限界なんだ!」と恐怖を感じます。そして「このままでは!」と夫のいちろうさんに厳しく育児を教えようと決意しました。その翌日、フラフラしながら起きてきたいちろうさんは、ほとんど寝ていませんでした。こはるちゃんが眠った後、すぐにミルクの時間になり、その後はオムツ漏れやらでまた着替え、寝かしつけも上手くいかない状況に「今日が育休初日なんだけど・・もしかして・・育児ってキツくね!?」とようやく大変さに気づきました。
夫が育児をなめくさってる件[44]
前日から、こはるちゃんのお世話で眠れない夜を過ごしたいちろうさんに「あなた、この前の一か月健診で問題なかったから、こはるをお散歩に連れて行きたいんだけど、一緒にお願いできる?」とかおりさんが言いました。
「近所の公園まで30分くらい、私もお隣のスーパーで買い出し済ましちゃいたいから」そう言われたいちろうさんは「えぇ~!?お散歩ったって、こはる歩けないじゃん。ずっと抱っこしてろっての!?」といちろうさんは文句タラタラでこたえました。
すると「んなわけないでしょ!!それじゃ危ないっての。ほんっとに何にも知らないのね」そう言って差し出されたのは抱っこ紐でした。こはるちゃんは、縦に抱っこされた状態でいちろうさんの胸の中にすっぽりおさまっています。
「抱っこ紐よ。ベルトで固定してあるけど、念のため手でも支えてね」かおりさんにそう言われて「・・・」無言だったいちろうさん、「ふおぉ~!!なんか合体ロボみたいでカッコいい~!」といちろうさんはうれしくなりました。
夜中ずっと、こはるちゃんのお世話でほとんど眠れなかったいちろうさん、朝になり、「一か月健診で問題がなかったから、こはるをお散歩に連れて行きたいんだけど、一緒にお願いできる?」とかおりさんに言われました。「近所の公園まで30分くらい、私もお隣のスーパーで買い出し済ましちゃいたいから」と言うかおりさんに「お散歩ったってこはる歩けないじゃん。ずっと抱っこしてろっての!?」と文句を言ういちろうさん、するとかおりさんが「ほんっとに何にも知らないのね」と差し出したのは、抱っこ紐でした!前側で抱っこしたこはるちゃんがすっぽりおさまる抱っこ紐を装着したいちろうさんは「ふおぉ~!!なんか合体ロボみたいでカッコいい~!!」と嬉しくなりました。
育休2日目にして抱っこ紐の装着を覚えたいちろうさん、初めてのお出かけが無事に終えられますように!
※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
[作者]くまお
二人の女の子を育てているパパです。
育児、日常、オリジナル連載などいろんなマンガを描いています。
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[編集コメント]ママ広場編集部
ほとんど眠れずフラフラの中でのお散歩、いちろうさん、抱っこ紐でこはるちゃんをしっかり守ってくださいね!