前回の話
二人育児に奮闘中のカホさんは、家事に手が回らない時もあります。キッチンに置いたままになった洗い物や散らかった部屋を目にするたびに「専業主婦のくせに何もできない」と上から目線で言う夫のキョウスケさんは、更に「できてない証拠」と言って写真を撮り義母に送るようになりました。自分は家事育児を何もしないのに義母に言いつけるというひどい仕打ちに、カホさんはキョウスケさんの朝食やお弁当は作らないと宣言しました。翌朝キョウスケさんが「職務怠慢」と空っぽの弁当箱の写真を撮り、いつものように義母に送ると、しばらくして義母から「息子を大切にしてもらわないと」と苦言の電話が来てしまいました。
粗探し夫[7-1]だらけている妻に悩む夫?
「キョウスケをもう少し大切にしてほしい」とカホさんに苦言を呈するために電話してきた義母。
「あなたが家事しないでだらけてるって悩んでるみたいなのよね~」と、キョウスケさんの話を鵜呑みにしているようです。カホさんは(だらけてる!?何それ!?私への嫌がらせじゃない!)と、言えるはずのない言葉を心の中で叫びました。さらに、「キョウスケの稼ぎであなた達は生活できてるんだし・・・もう少し大切にしてほしいのよぉ~」と専業主婦を見下すキョウスケさんの考えはここからか、と思うような発言。カホさんはため息が出てしまいました。
キョウスケさんは散らかった部屋の写真も義母に送っていたので「お掃除もろくにしてないんでしょう?」と言われてしまいました。「ホコリとか溜まるとヒナやヒビキにも悪影響じゃない?」と、カホさんのことを本当に何もやらない嫁と決めつけているような言い方です。
「いや、あの掃除していないわけではないんですが・・・」というカホさんのことばを遮って「あら、でも掃除されてない部屋の写真が送られてきてるのよ?」と、キョウスケさん同様、証拠があると言いたげな義母です。
(ほんっと余計なことばっかり。)何を言ってもまた「証拠」を理由に聞いてもらえそうもなく、カホさんは何も言えませんでした。
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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:みつけまま
2020年生まれ長男・2023年生まれ次男を育児中のワーママです。
育児の記録のため、絵日記をゆるゆると描いています。