前回のお話
娘のこはるちゃんがミルクを吐き戻してしまい、すぐに着替えに行こうとする夫のいちろうさん呼び止めて、まずは「こはるから」とこはるちゃんの着替えを優先するよう伝えた妻のかおりさん、その後「じゃあ僕も着替えてくる」と言ういちろうさんに「ついでにこはるの汚れた服を持って行ってつけ置きして」と伝えます。つけ置きの方法を知らないいちろうさんに細かく説明した後「あなたの服もそうした方がいいわよ」と言うかおりさん、そう言われたいちろうさんは「はぁ~なんかもういろいろ・・めんどくせぇ~っ!!」と心の中で悪態をつきました。
夫が育児をなめくさってる件[34]
「ばしゃ、ばしゃ」洗面台で、かおりさんに教えてもらった通り、いちろうさんはこはるちゃんと自分の服をつけ置きしていました。
「あぁ~もう何なんだよ!!ちょっと細かすぎるんじゃないの!?」とだんだん腹が立ってきました。「ちょっとくらい濡れてたってほっときゃ乾くでしょ!?しもも水洗いしてつけ置きまでしろってか!?」とかおりさんへの悪口が止まりません。
「あぁ~イライラするぅ~!!もうサッサと寝かそう!!そんでゆっくりアイス食べる!!2個食べる!!」そう心に誓いながら必死に水洗いとつけ置きを片づけました。そして「つけ置き終わったよ!もう寝かしつけるからこはる貸して!!」そう言ってかおりさんとこはるちゃんの所に行きました。
かおりさんからこはるちゃんを預かって抱っこし、一生懸命子守唄をうたってこはるちゃんを寝かしつけようとするいちろうさん、その姿を無言で見ながら「この男はまだ知らない・・」
「寝かしつけの過酷さを・・っ!!」かおりさんは心の中でそう呟いていました。
かおりさんに教えられるままこはるちゃんと自分自身の服を洗面台で水洗いするいちろうさん、「何なんだよ!ちょっと細かすぎるんじゃないの!?」と口をついて出るのは悪態ばかり。そして、「もうサッサと寝かそう!んでゆっくりアイス食べよう!2個食べる!!」と心に誓い、つけ置きもダッシュで終わらせたいちろうさんは、「つけ置き終わったよ!こはる貸して」とすぐにこはるちゃんを抱っこして寝かしつけることに。子守唄を必死にうたういちろうさんの姿を見ながら、「この男はまだ知らない・・寝かしつけの過酷さを!」そうかおりさんは心の中で呟くのでした。
いちろうさんの子守唄で、こはるちゃんは心地良く眠ることができるのか。いちろうさんをじっと見つめるかおりさんは、すでに次に起きることがわかっているかのようですね。
※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
[作者]くまお
二人の女の子を育てているパパです。
育児、日常、オリジナル連載などいろんなマンガを描いています。
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[編集コメント]ママ広場編集部
ただただ「ゆっくりアイスを食べたい!」と思いながら寝かしつけているいちろうさんに、そろそろ育児の大変さを認めて欲しいですよね。