前回のお話
自分のことを「おーちゃん」と名乗る保育園児のさあやちゃんに公園で出会ってからしつこく付きまとわれるようになったまるさんは、対応に困りできる限り関わりを避けることを心がけていました。暗くなった公園に一人でいたさあやちゃんのことを警察に通報してしばらく経ったある日、さあやちゃん一家が引っ越していたことを知り驚くと同時に、まるさんはさあやちゃんの状況を心配していました。しかし、さあやちゃんが保護されたのかどうかわからないまま2年の月日が流れました。ある日、公園でまるさんとアキくんがボール遊びをしている姿を遠くから見つめる一人の人物がいました。
放置子おーちゃん117
さあやちゃんと会わなくなって2年。まるさんは子育てにパートにと日々に追われて忙しく過ごしていました。
ある土曜日、いつもの公園でまるさんとアキくんがボールで遊んでいました。
そんな2人の様子を遠くから見つめる人がいます。
「アキくんのママ!」突然誰かに呼ばれ、驚くまるさん。
「ん・・・?」まるさんは聞きなれない声に戸惑いながら振り返ります。
声のした方を振り返ったまるさんは、思わず持っていたボールを思わず落とします。
そこに立っていたのは、なんとあのさあやちゃんでした。さあやちゃんのことを昔のように思わず「おーちゃん」と心の中で言ってしまうまるさん。
そして、さあやちゃんの隣には優しく微笑む年配の女性の姿がありました。突然の引っ越しから2年会っていなかったさあやちゃんとの久々の再会。さあやちゃんと一緒にいる見たことのない女性の姿に「だれっ!?」と驚くまるさんですが、表情からさあやちゃんが安心している様子が窺えます。一緒にいる女性が誰なのかはわからないものの、なんとなくさあやちゃんへの愛情を感じられますね。
-------------------------------
※この話は身バレ防止のため実体験にフィクションを加えてオーバーに描いております。
登場人物名、場所は架空のものとし、創作漫画としてお読み頂けると幸いです。
[作者]まる
8歳の面白息子アキを育てるアラフォー母です。
[編集コメント]ママ広場編集部
2年ぶりに会ったさあやちゃん、背も伸びてすっかりお姉さんになっていますね!