前回のお話
自分のことを「おーちゃん」と名乗る保育園児のさあやちゃん。公園で出会ってからしつこく付きまとわれるようになったまるさんは、対応に困りできる限り関わりを避けることを心がけていました。ある雨の日の夕方、まるさんは、風邪をひいていて弟にうつるといけないから夜ごはんが終わるまで帰れないと男の子に話しているさあやちゃんを見かけます。さあやちゃんを心配した男の子が「帰っていい時間までウチで待つ?」と声をかけると「知らない人のおうちに行ったらまた警察呼ばれちゃうからここにいる」と答えたさあやちゃんを見て、まるさんは複雑な気持ちでスマホを握りしめます。
放置子おーちゃん114
警察は呼ばれたくないと言うさあやちゃん。
その言葉を聞いたまるさんは、「他の子の家に行って警察呼ばれた経験があるんだ・・・」と察します。
さあやちゃんを心配していた男の子も、「警察を呼ばれたくないからここにいる」とさあやちゃんが言うので「そっかー。んじゃ気をつけて帰れよー?」と言って帰って行きました。
再び一人になったさあやちゃんを少し離れた場所から複雑な気持ちで見守るまるさん。
そして、「さあやちゃんごめんな。おばちゃん、警察呼ぶな」と心の中でさあやちゃんに謝りながら、意を決して警察に電話をかける選択をしました。
警察に電話をかけたまるさんは、「〇〇公園で今、かげぼしさあやちゃんという5歳の女の子が1人でいます」と状況を説明。
「風邪を引いているみたいですが、弟にうつるから夜まで帰ってくるなと言われたようで・・・公園で時間を潰しています」とさあやちゃんが男の子に話していた内容を伝えます。
「わかりました。すぐ向かいます」という警察の返答を聞き、「はい!私は赤い傘さしてます。到着まで近くにいますので」と伝えて警察の到着を待つことに。関わらないようにしようと思いつつも、さあやちゃんを完全には放っておけず自分のできる範囲で見守るまるさんでした。
※この話は身バレ防止のため実体験にフィクションを加えてオーバーに描いております。
登場人物名、場所は架空のものとし、創作漫画としてお読み頂けると幸いです。
[作者]まる
8歳の面白息子アキを育てるアラフォー母です。
[編集コメント]ママ広場編集部
関わりたくないと思いつつも、この状況で何もしないということはできず警察に通報したまるさん。どうするのがさあやちゃんにとって一番良いのか悩みますね。