前回のお話
毎日残業して疲れが溜まっている夫のいちろうさんが会社でパソコンに向かっていると、頬にピタッと何かが・・飲み物の差し入れをしてくれたのは後輩の白石さんでした。いちろうさんが家に帰れないのは白石さんの仕事までしているせいなのですが、散々いちろうさんを褒めた白石さんは、何か企んでいるような表情を残し仕事を丸投げして家に帰って行ったのでした。
夫が育児をなめくさってる件[9]
そして数日後、育休前日のこと、「よ~し、終わったぁ~!」と達成感でいっぱいのいちろうさん、そこに「わぁ!こんなにやってくれたんですかぁ!」と後輩の白石さんがやって来ました。「これでしばらく困ることはないと思うよ」といちろうさんが言うと、白石さんがやって来ました。
「ホントに助かりましたぁ。育休の方もがんばってくださぁい」そういちろうさんにお礼を言う白石さんに、「じゃあ、あとよろしくね」そう言っていちろうさんは会社を後にしました。
会社を出て「やっと帰れるぞ!我ながらめちゃくちゃがんばったなぁ。きっとかおりもがんばってるだろうな!」そう思いながらいちろうさんは意気揚々と家へと急ぎました。
そして「そうだ!今日はあいつの好きなもの買って帰るか!」と思い立ち、かおりさんの好きな食べ物を買って帰ることに。そして「たっだいまぁ~!」田辺家に到着しました。
「じゃんじゃじゃぁ~ん!!パパのお帰りだじょ~!!」とやっと家に帰れて大喜びのいちろうさん、でもその場にいたかおりさんは立ち上がることもできず座り込んでいたのでした。
育休を取る前に仕事を片づけるから、と1ケ月もの間まだ生まれてまもないこはるちゃんとかおりさんをほったらかしにしたまま放置して会社から戻って来なくなったいちろうさん、実は後輩の白石さんの仕事だったのですが、「これから育休を取るし」と白石さんにおだてられ良い気分になって張り切っていました。その後なんとか仕事を終え、「やっと家に帰れる!」とかおりさんの好きな食べ物を買い、大喜びで家に帰ったのですが、かおりさんはいちろうさんを出迎えることもなく、ただただ座っていました。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
[くまお]
二人の女の子を育てているパパです。
育児、日常、オリジナル連載などいろんなマンガを描いています。
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仕事が忙しすぎて家に帰ってこないとは(汗)いちろうさんがどういうつもりだったのか理解に苦しみます。
[ママ広場編集部]