前回のお話
「林間学校に行きたくない」と言っていたトールくんの気持ちを前向きにしてくれたのは、説明会で聞いた晩ごはんのメニューでした。他にも、泊まる施設の写真や行う予定の活動の写真を見たり、事前に林間学校の施設の近くを訪れるなどして見通しがついたことで漠然とした不安から脱することができたのではないかとメイさんは感じます。トールくんは、2泊3日の林間学校にしっかり参加することができました!
支援級男子。嫌だった林間学校に行けた理由[3完]
帰宅の日は学校まで迎えに行きました。
「おかえりー」
「ただいまー」
息子は笑顔で帰ってきました。
「トールくん、全ての活動にちゃんと楽しく参加できましたよ」
林間学校に同行した先生から、息子が楽しんでいたと聞いてホッとしました。
「トールくんおかえり!先生、今回一緒に行けなくてごめんね。でも、よくがんばりましたね」
同行できなかった担任の先生が息子に声をかけると、息子の目に涙が溢れました。
「えっ泣いてるの??」
驚いて息子の顔を両手で包み込むと
「うん、帰ってきて嬉しいから」
息子はにっこり。
「そっか!」
そんな私と息子のやり取りを見ていた担任の先生。
チラッと先生の方を見ると、先生もウルウルしていてほっこり。
その後も
「おかえり」
「トールくんしっかりやってましたよ!」
「がんばったね」
いろんな先生から声をかけてもらいました。
担任の先生だけじゃなく、いろんな先生がトールのことを気にかけて見てくれているんだと改めて気づくことができました。
ありがたいなぁ。
ずっとずっと心配していた林間学校でしたが、楽しく行くことができて息子にとっても自信に繋がったのではないかと思います。
息子が留守で私も寂しかったですが、良い経験になった三日間でした!
[完]
メイ
発達凸凹の兄妹を育てる母です。
子どもたちのおもしろい日常や、体験をもとにした漫画を描いています。
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トールくんが楽しく3日間を過ごせたようで本当によかったです!嫌だなという気持ちを乗り越えて楽しく過ごせた経験は、トールくんの大きな自信になったでしょうね!
[ママ広場編集部]