前回のお話
2人で楽しそうに話しながら歩く両親の後ろを黙って歩くさあやちゃんを見て、いつも自分に一方的に話し続けるさあやちゃんが両親の前では別人なことに驚くまるさん。母親は、後ろを振り返って「ボーッとしてないではやく歩きなさい!」とさあやちゃんに怒ったかと思うと、抱いている弟の方を見て「アンタのせいでおーちゃんが風邪引いちゃったらどーすんの!」と微笑みかけるのでした・・・。
放置子おーちゃん106
弟を「おーちゃん」と呼ぶ母親を見たまるさん。
(やっぱり・・・!!おーちゃんとは弟のことだったんだ)
まるさんは自分の推察が正しかったことを確信します。
(弟が風邪引いたらどうすんのって・・・娘は!?どー考えても娘の方が風邪ひくやろ・・・)
ずぶ濡れのさあやちゃんではなく弟の心配をする母親の思考が理解できないまるさん。
(親2人とも傘持ってて、どうして娘を傘に入れてあげないの?)
(さあやちゃんは・・・)
(弟のように愛されたくて、自分のことを「おーちゃん」て呼ぶようになったんだね)
さあやちゃん家族の様子を見てそう強く感じたまるさん。
「おーちゃんね、おーちゃんね!」
「おーちゃんできるよ!」
まるさんの頭には、自分のことを「おーちゃん」と呼んで必死に自分に関心をひこうと話しかけてきたさあやちゃんの姿が思い返されます。
今、目の前にいるさあやちゃんは・・・両親に話しかけることもなく、ずぶ濡れでも両親から心配されることもなく歩いていて・・・。
※この話は身バレ防止のため実体験にフィクションを加えてオーバーに描いております。
登場人物名、場所は架空のものとし、創作漫画としてお読み頂けると幸いです。
続きます!
まる
8歳の面白息子アキを育てるアラフォー母です。
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やっぱり・・・そうだったのですね。辛い現実です・・・。
[ママ広場編集部]