【※この記事は過去の記事をリライトして再アップしています。】
我が家の小2娘はいわゆる受け口(反対咬合)で、現在治療中です。
先日、チャリダー主婦さんのブログで、娘さんが歯列矯正をして1年でかなり歯並びが良くなったという記事を見て思いました。
…うちの娘は矯正を初めて半年が経つけど、まだ特に変化を感じない…。大丈夫なの!?と少し焦りを感じました。
チャリダー主婦さんの娘さんとうちの娘では症状も違うし、治療方法も違うので同じように成果が出るとは思っていませんが、娘の受け口が本当に治るのかちょっと心配になりました…。
娘の歯並びは、小さいころから「ちょっと気になるかな~」とは思っていましたが、市の健診や歯医者さんでも特に指摘されることはなく、こちらが聞くと「成長とともに治ることもあるので今は様子見ですね~」と言われる程度でした。
しかし、歯が生え変わり始めた1年生ごろから急に受け口が目立つようになり、3ヶ月に1度行っている歯医者さんで「一度矯正の専門のところに行った方がいいですね」と言われ、地元では有名らしい矯正歯科へ行くことに。
治療に行き出したころの娘。
下の前歯が上の前歯より前に出ています。
矯正歯科では、まず現状を調べるために精密検査をしました。
エックス線写真、CT撮影、石膏模型など、費用は3万円。
この検査をしたことで、娘の受け口は見た目よりもひどいことが分かりました。
娘は前歯が上下とも外側に開き気味に生えているらしく、見た目ではそんなにずれてないように見えますが、骨格は下あごがだいぶ前に出ているとのこと。
写真右上の青い線が平均的なな骨格の位置、赤い線が娘の骨格です。
下あごが出ているのが分かります。
そして、この撮影をした時、娘は鼻づまりがひどかったのですが、先生に「この子は蓄膿だね。蓄膿だと鼻呼吸がうまくできなくて口呼吸になるから、舌が出やすくなって舌で歯を押すようになる」と言われました。(ちなみに、後日耳鼻科へ行って「矯正歯科でこう言われたんですが…」と診てもらいましたが、その時は鼻づまりもひどくなく、「今は大丈夫だよ」と言われました)
検査結果をもとに先生から治療計画のお話を聞きました。
小さいうちは骨格も成長途中のため、骨格の成長を予測しながら治療をしていくそうです。
治療は1期と2期に分かれ、1期だけで治る場合もあるとの事。
料金は、1期が27万円、2期が49万円で、合計76万円です。
2018年3月31日、1回目の装置をつけました。(この日に27万円を支払い)
この時に付けた装置は、正しい舌の位置を覚えるためのもの。上の左右の奥歯に金具を被せ、金具から金具へワイヤーが付いています。(説明が分かりにくくてすみません…)
通常、舌の先は上の前歯の少し後ろにあるものですが、受け口の人は舌の先が上下の前歯の間などにあり、舌で前歯を押しているそう。そして、その舌の位置を正しく治さないと、いくら治療してもまた歯並びを悪くしてしまうとの事。
娘の行っている病院では、スポイトで口の奥に水を入れ、正しい舌の位置で水を飲み込む練習をするように言われました。正しい舌の位置で水を飲み込むと、舌にワイヤーの跡が付きます。
あとは、口を閉じておく練習。受け口の子は無意識の状態だと口が開いていることが多いです。口を閉じる練習をして口の周りの筋肉を鍛えることも大事だそうです。
娘もいつも口がポカ~ンと開いています…。
6月13日。2回目の装置を付けました。
この時は、下の歯に装置を付けました。
最初なのでワイヤーはゆるめに付けてあり、痛みはほとんど感じません。
次の段階ではワイヤーをきつくするので、少し痛みがあるとのこと…。
この治療の日から、矯正専用の歯ブラシの使用を勧められ購入しました。
ブラシの中央がくぼんでいて、ワイヤーが付いていても磨きやすいです。
下の写真だと上から2番目の『U』タイプになります。
このあと、予定では7月中旬に次の段階に進むはずだったのですが…
その日の診察で先生に言われたのは「舌の練習が全然できてないから、まだ次の治療ができません」というお言葉。
舌の練習が必要とは言われていたものの、矯正治療は装置を付ければ治ると思っていた私…。本人のやる気も必要だったんだ…。
娘には「舌の練習やってよ~!」とか「口閉じる練習して~!」とちょくちょく言ってはいたものの、本人がその気になってくれないとできないので正直あまり練習できていませんでした…。
娘はいつも「今はやだ~」「あとでやる~」と言ってなかなかやらず…練習を娘任せにしていたことを反省。
娘本人は今のところ受け口なことを気にしていません。
「大きくなってから歯並びが悪くて恥ずかしいと思ってもすぐに治らないんだよ?」などと伝えてはいますが、全然ピンときていない様子…。
娘になんとか練習させたいと思い、舌の練習について調べていると、いいサイトを見つけました。
www.kawabe-kids.jp『日頃、ふとしたときに口をポカーンと開けて上下の歯の間に舌が出ていたり、飲みこむときに舌をつき出し、歯を押すような癖を舌癖(ぜつへき)といいます。
歯ならびに悪い影響を与えない正しい飲みこみ方は、口を閉じて舌を上あごにつけ、奥歯をかみしめ、のどを使って飲みこみます。
舌癖のある人は、舌が歯を押していて、飲みこむときにはさらに押し出す強い力が歯に加わります。また、舌癖のある人はいつも口を開けていることが多いため、舌が歯を内側から押す力に対して、外側から歯を押さえる唇やほほの筋肉に力がありません。
そのため、出っ歯になったり、歯と歯の間にすき間が開いたり、上下の歯がかみ合わない歯ならびになることがあります。』
娘が教えてもらった方法以外にも、様々なトレーニング方法がイラストで分かりやすく紹介してあり、『口を開けて、舌の先でゆっくりと上くちびるをなぞる。』や『舌全体を上あごに吸い上げ、「ポン」と音を出す。』など、道具を何も使わずできるものもいくつか載っていました。
このサイトを娘に見せると少し興味を示してくれ、タブレットでこのサイトを見ながら少~しずつですが練習してくれるようになりました。
【以下追記】
矯正開始から2年経過した現在。
2年生だった娘も4年生に。
相変わらず舌のトレーニングや口を閉じる練習はなかなかやってくれない娘。
それでも、少しずつですが治療は進んでおり…
今は上の前歯がちゃんと下の前歯に被さっています。
写真を見比べると違いが一目瞭然!
<2年前>
<現在>
装置も何度か付け替え、徐々にワイヤーがきつくなっているそうで、付けてすぐは痛がってかたいものを食べたがらなかったりしますが、数日で慣れるよう。
また、まだ歯の生え変わりの途中なので、乳歯が抜けてしまうと大人の歯が生えて来るまで装置が取り付けられなかったりで時間はかかっていますが、矯正の結果はちゃんと出ています。
あごの成長に合わせて進んでいく歯の矯正。
治療の完了までにはまだまだ長い時間が必要です。
結果はすぐには出ませんが、確実によくなっている娘の歯並び。
これからも気長に見守っていこうと思います。
歯の矯正を検討している方たちの参考になればうれしいです。
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