ついに退院の日を迎えたしおさん。しかし、赤ちゃんが一緒に退院できるかどうかの話はされておらず「やっぱり赤ちゃんの状態良くなってないのかな・・・」と落ち込んでいたところ「よし!帰って良いよ、しおさん!」と元気よく部屋に入ってきた助産師さん。続けて「赤ちゃんももう問題ないってさ!」と言われ・・・しおさんは嬉しさと安堵で号泣しました。
出産よりも産後が辛い。[41]~入院編~
※シートベルトはきちんと締めましょう。
「赤ちゃんこれ着せておくるみに包んで・・・よっしおーけぇい」
赤ちゃんも一緒に退院できることになり、お尻の痛みを堪えつつあたふたしながら赤ちゃんの身支度をするしおさん。
心の中ではこう思っていました。
(私この状態で階段降りれるんか・・・?)
部屋を出て、スリッパも履かず這うようにして1階へ向かうも・・・。
「ぐっ・・・・・・最後に院長とか一階の人達にお礼述べたいとこだけど
ごめん無理だ。下降りてこのまま車向かうわ!!!」
やはりお尻が痛すぎて車へ直行することに。
死に物狂いで車の助手席に乗り込み、横になるしおさん。
当然赤ちゃんを抱っこできる状態ではなく、赤ちゃんは付き添いのお母さんに託しました。
見送りに来てくれた院長と受付のスタッフさんの姿を見つけたしおさん。
「あっ・・・院長来てくれた・・・・・・。
お世話になりました!ありがとうございました!」
車の中から精一杯のお礼を伝えました。
(あぁ・・・なんかあっけなく退院してしまったな・・・)
お世話になった産院の人達に自分からきちんとお礼を伝えて退院したかったのに、
お尻の痛みが酷すぎてそれができず、申し訳ない気持ちで産院を後にしたしおさん。
産院からの帰り道、車の中から見た外の景色はすっかり秋の色に変わっていました。
カラッと乾いた秋の陽気を心地よく感じながら自宅へ向かったしおさんでした。
[42・完]に続きます。
しお
令和4年10月長女出産。
0歳児はじめての育児にゆるーく奮闘中です。
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何はともあれ、無事に赤ちゃんと退院できて本当に良かったです!!5日間の入院でしたが、とても長く感じましたね・・・!
[ママ広場編集部]