おしりの痛みに耐えきれなくなり、泣く泣くお茶会から離脱したしおさん。部屋に戻って布団に倒れ込み、散々な入院生活を振り返りつつ明日で退院だからもういいけど・・・と思うも、すぐに赤ちゃんの黄疸のことを思い出し落ち込みます。「そうだ、赤ちゃんは退院できないかもしれないんだった」不安な気持ちを抱えつつも、赤ちゃんの生きる力を信じようと強く思ったしおさんでした。
出産よりも産後が辛い。[40]~入院編~
ついに退院の日を迎えたしおさん。
ご主人が迎えに来てくれました。
「これで帰る準備は整ったね・・・って大丈夫?」
帰る支度を終えても布団に横たわっているしおさんを見て心配そうなご主人。
「ごめんね、ちょっと尻休ませて・・・もうスッピンで出るわ」
お尻が痛すぎてメイクをする元気もないしおさん。
「赤ちゃんのことは大変だったね」
「うん・・・しかも赤ちゃんの退院日についてとか何も言われてないんだけど・・・」
元気のないしおさんを気遣うご主人の言葉に、しおさんは不安な気持ちを口にします。
「やっぱり赤ちゃんの状態良くなってないのかな・・・・・・」
しおさんがそう言ったとき
「よし!!帰って良いよ、しおさん!」
大きな声が聞こえました。
そこに居たのは、沐浴指導でお世話になったパワー系助産師さん。
「赤ちゃんももう問題ないってさ!」
優しい微笑みを浮かべながら力強くそう言ってくれた助産師さんが輝いて見えました。
嬉しさと安堵で涙が溢れるしおさん。
「よかったああああ」
治療で黄疸の数値も下がり、無事に赤ちゃんと一緒に退院できることになりました。
[41]に続きます。
しお
令和4年10月長女出産。
0歳児はじめての育児にゆるーく奮闘中です。
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わぁぁ良かったですー!!退院するギリギリまでどうなるか分からず不安だった分、一緒に退院できると分かったときの喜びはひとしおですね!
[ママ広場編集部]