5歳になった息子は、自分でやってみる・問題を自分で解決するという気持ちがグッと強くなったように思います。
成長とともに、息子の行動に対してほめる・叱るという単純なことだけでなく「提案して納得させること」が大切になってきたなぁと思うとともに、大切なことが息子にちゃんと伝わる言い方をしなければと思ったできごとがありました。
トイレで失敗した5歳息子の問題解決行動
保育園のトイレで失敗
保育園へ息子のお迎えに行くと、担任の先生がビニル袋に入った息子の靴下を渡してくださいました。
「今日トラくんがトイレでちょっと失敗してしまって、くつ下を濡らしてしまったようです。」
くつ下だけ?飛び散っちゃったのかな?
くつ下を洗ってくださった先生にお礼を言って帰りました。
息子はというと、
「ボクね、くつ下濡らしちゃったからね、裸足だけどまいっか!」と元気いっぱいです。
帰宅すると、息子がくつ下が濡れたいきさつを教えてくれました。
(おぉ。自分から話すようになった!と別のところに喜んだ私...)
「オシッコがぴゅーんって飛んでっちゃったから、パンツとおしりも濡れちゃったんだぁ。」
...ん?なんだって?
「それでね、自分でハンカチで足をふいてね、先生のとこから隠れてたの。そしたら乾いちゃった。ウフフ。」
...ちょっと待って、先ずそのハンカチどこ?(ウフフじゃないしな。)
息子の説明だと、トイレが間に合わずにパンツの中でしてしまったというわけではなさそうでした。
トイレを失敗してしまったことを先生に言うのが恥ずかしかったのかな?と思った私は、息子にこのように言いました。
「濡れた足を自分で拭いたのはえらかったね。でもさ、濡れたパンツやズボンをそのままにしておくと乾くけど臭っちゃうかもしれないし、拭いたハンカチがずっとポケットにあっても臭っちゃうかもしれないよ。濡れたままでいると風邪ひくかもしれないし。だからズボンとパンツのことも先生に言えばいいんじゃない?もし恥ずかしかったら小さい声で、先生のお耳にだけ言ってみたら?」
※これ、今考えるとたくさんのことを一度に伝えすぎているのだと思います。
「はい。」と息子は返事をしました。
言われたことを守った息子
同じ日の夜、寝る時間までブロックで遊んでいた息子にハグをすると、
あれ?ズボンの一部が冷たい。よく見たらパンツまで濡れている!
息子に聞くと、
「さっきトイレ行ったらオシッコがついちゃったからね、洗面所のところで洗ったから濡れているんだよ。」とのこと。
そっか。
確かに保育園で“そのままにしておくと乾くけど臭っちゃう”って言ったもんね。
だから今回はちゃんと自分で洗ったんだね...。全然気づかなかった...。
「自分で洗えたんだねぇ。でもさ、ここまだ濡れてるから風邪ひくといけないよ。失敗しちゃったって大丈夫だよ。パンツもズボンもはき替えたらホラ、気持ちいいでしょう?」
そう言って着替えさせつつ、考えました。
今までは家のトイレでちょっとでも失敗すると「オシッコがついたから着替える!」と言って、自分でパンツもズボンもサッサとはき替えて洗濯機へ放り込んでいたのに、どうして今日は着替えなかったんだろう?
これは私の想像ですが、
最近「ボク5歳だから自分でできる」が口癖の息子は、ちょっとくらいのトイレの失敗なら誰にも言いたくないのでしょう。でもそのままにしていたら乾いても臭うってママが言ってた。着替えたらわかっちゃうし。そうだ自分で洗えばいいんだ!と思ったのではなかろうか。
わたしはどう伝えるのがベストだったのかな。
私が思う優先順位は、着替える>大人に言う>洗う。
それなのに、自分で伝えたことを文字にしてよくわかりましたが、保育園での私の発言は、オシッコで汚れたものを放置していたことが中心になっていました。
だからきっと息子は、「じゃぁ洗えばいいんだ。自分でできる!」と思ったのではないかな。
「失敗なんて誰にでもあるさ。着替えちゃいな。」
それだけで良かったのかも。
息子が自分で考えて行動したことはほめたい。
間違ってはいないけれどもっと良い方法があるのなら、「こうなるからこうしたら?」と提案するように伝えたい。
今回のことで、伝え方で気を付けようと思ったのはたくさん伝えすぎないことです。
翌朝、息子は「保育園のズボンはくの、嫌なんだ。」と言ってでかけました。
息子が通う保育園では、私服の着替えを置いていません。なので着替えなければいけない事態が発生したら、おそらく保育園でかしてくださるのではないかと思います。
(先生にちゃんと確認しておくべきでした。)
5歳のプライドがあるんだろうねぇ。
失敗したら原因があるはず
失敗はしたっていいんだけどさ。
と、落ち着いたところで息子に聞いてみました。
どうしてオシッコがびゅーんってなっちゃったんだろうね。
息子曰く、「パンツの中で横になっちゃうからね、大変なことになってたんだよ!!」
...え???
笑いをかみ殺して、保育園からのすべてのいきさつを夫に話しました。
夫は、わかるわかるという感じで説明してくれました。
まぁよくはわかりませんが、ちゃんとむいて支えたらいいらしいですよ。
横になっちゃうの、関係ないじゃんwww
以前に「バルーン」「むく」ことは教えてもらったことがあります。
今回「支える」も追加されたぞ。息子にはパパに教えてもらいなさいって言おうっと。
息子のトイレ(小)の様子をこっそり見ていたら、ズボンとパンツを下ろしてから、上着をグイっとまくり上げたまま両手がふさがっていました。
原因はこれですね。
息子は立ってする派です。支えましょう。
きっとトイレの失敗は減るはず!