自転車を引いていて転倒したらしいご婦人を助けに行ったてる子さんは、後から来たご婦人の仲間から「自転車が来たからよけようとして倒れちゃったのねっ」とまるでてる子さんのせいでご婦人が転倒してしまったかのように言われます。転倒した本人は動揺していて言葉が出ず、ご婦人の仲間たちはてる子さんが加害者だと思い込んでしまっています・・・。
心がモヤッとした話【5】
たった数分で状況が天と地ほど一変してしまいました。
転倒したご婦人を「助けた」側にいたはずのてる子さんが、「加害者」側に押し出されてしまったのです。
(それって・・あたしのせいって事になってる?よね?)
周りの雰囲気でそう感じたてる子さん。
もちろん接触もしていないし、てる子さんが通り過ぎてから起きた出来事です。
ご婦人は転倒のショックでまだ話すことができず、この事態を説明できるのはてる子さんだけ・・・。
転倒したご婦人を介抱するお仲間たちに向かって、てる子さんは状況を説明することに。
「あ、あの・・すみません・・・。
公園から自転車を引いてそこから出てこられたみたいなんですけど
転んでしまったみたいで倒れられていて・・・。
私は助けてあげようと自転車をどかしてただけなんですけど」
そう説明したてる子さんに返ってきたのは・・・疑いの眼差し。
誰もてる子さんには言葉を返さず、倒れたご婦人を心配するばかり。
(えっ・・ちゃんと話聞いてくれてます?全然信じてませんよね?)
ご婦人たちは戸惑うてる子さんには見向きもせず完全にスルー・・・。
「さっ行こ。朝から大変だったわねぇ」
「怪我しなくてよかったわね」
そう言いながら去って行きました。
(どうしたらいいの・・・この感情。)
人助けをしただけなのに加害者扱いされ、事実を説明しても信じてもらえなかったてる子さん。
モヤモヤした感情を抱えたまま再び自転車で仕事場へ向かいました・・・。
てる子
4人の子持ち、ズボラ主婦 てる子です。
子供達は大きくなりましたが、体験談を含め、今なら思う子育ての話等をブログで綴っています。
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これはモヤッとしてしまいますね。まさか誰にも信じてもらえないなんて・・・。
[ママ広場編集部]