[前編]発見パターン別!子どもの虫歯対応法をデンタルケアクリニック院長、角田先生に伺いました!

大変!子どもの歯が虫歯かもしれない!そんな時、あなたはどうしますか?
今回は、2回に渡り、つのだデンタルケアクリニック院長 角田 智之先生にお話を伺いました。

前編は、発見パターン別の対応方法です。



発見パターン別!子どもの虫歯対応法教えます!

お子さんが虫歯になってしまった!パパやママにとってはショックですよね。

まず、お子さんの虫歯が見つかったときですが、

(1)保育園や幼稚園、学校の健診で見つかった。
(2)お子さんの仕上げ磨きや口の中をみる機会があり、黒くなっていた。
(3)お子さんが痛みなどの症状を訴えた。

ではないかと思います。

(1)保育園や幼稚園、学校の健診で見つかった場合

園や学校の健診では治療が必要または経過観察可能の虫歯もひっかかってきます。
指摘を受けたからといってすぐ治療ではないと思いますので一度、健診票をお持ちになり歯医者さんに受診していただければ、的確なアドバイスがもらえると思います。

(2)お子さんの仕上げ磨きや口の中をみる機会があり、黒くなっていた場合

お口の中は、専用のライトや器具がないと隅々まで観察することは難しいです。
黒く見えたとしても、かならず治療が必要とは限らないので、この場合も受診してみてください。

(3)お子さんが痛みなどの症状を訴えた場合

これは、なるべく早く歯医者さんへの受診をお願いします。

歯医者さんの受診は、治療目的でなくて大丈夫です。
歯科は他の科に比べて、予防が先進的な診療科です。
『虫歯ができないように予防したいんですけど』という受診も全く問題なく、むしろ大歓迎です。『虫歯ないですよ』と言われて安心せず、その受診をきっかけに『これからできないようにするにはどうしたらよいですか?』と質問してみてください。ていねいに教えてくれると思います。親子で一緒に虫歯予防に取り組みましょう。

後編は治療開始!と言われた時のお悩みについてお話します。

次のページ:[後編]につづきます。

[執筆者]

角田智之先生
つのだデンタルケアクリニック院長
歯科医師
日本選択理論心理学会認定選択理論心理士

[プロフィール]
予防歯科と口腔外科、舌痛症診療を中心にした診療を行っています。予防歯科は唾液検査を実施し、患者さん一人ひとりにデータに基づいたオーダーメイド予防プログラムを提供することで、地域における歯科疾患の予防に努めています。
原因不明の舌の痛みを主症状とする舌痛症は心理的要因にて発症するといわれており、メンタルヘルスが大きく関わっていると考えられています。当院は、数少ない舌痛症を診療するクリニックであり、なかでも薬を使わず心理療法のみで改善することに力を入れています。オンライン診療も行っており、患者さんは全国から受診可能な体制を整えています。そのほか、メンタルヘルスに関する相談も行っています。
心理的側面からの身体への影響は計り知れないものがあり、少しでも心理療法を通して、困っている患者さんのお役に立ちたいと願っています。

つのだデンタルケアクリニックホームページ
http://www.tsunoda-dentoral.net/

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