したくないのになってしまう育児中のイライラ、憂鬱になりますよね。今回はそんな育児のイライラについて自己肯定感カウンセラーの恩地李果(おんちりか)さんにお伺いしました。
育児書に頼りすぎるのは要注意!
妊娠してまずどんなことをしましたか?
育児書を読んだり、発達について調べたりする方が多いのではないでしょうか。
でもいざ育児がスタートすると育児書通りにいかない、という現実を突き付けられます。
SNSではキラキラなママがたくさんいたり、同じくらいに産まれたのに、発達のスピードが違っていたりと、どんどん惨めになったり、自分を責めたりしたこともあったかもしれません。
子育て中は目の前のことに必死で、自分のことは後回しに。ママはこれが当たり前、といつのまにか『子どものため』に重い責任を背負って毎日を過ごすようになります。
そうすると、思うようにはいかない育児でこうした方がいい!こうしないといけない!とイライラすることも増えているのではないでしょうか?
育児書では「ママのリフレッシュの時間をとりましょう」と書いてあったりします。
パパやご両親や託児サービスなどに預けて、リフレッシュの時間を取れる方はぜひ積極的に取ってみてください。
でも、そんな時間ない!という方もいらっしゃるかと思います。
そんなイライラした時のポイントを3つご紹介します!
(1)どうしてイライラしているかを知ること
皆さんはどんな時にイライラしますか??
・子どもがおもちゃを大切にしなかった時や壊してしまった時?
・自分の思い通りにならないと癇癪を起こす時?
・料理や仕事中に、見て見て攻撃される時?
自分に心の余裕がなかったり、仕事で嫌なことがあったりすると、余計にイライラしてしまいます。
そして「また怒っちゃった」「冷たくしちゃった」と自己嫌悪になってしまう。その繰り返し。自分でもどうしようもない負のループに入ってしまいます。
そんな時はまず、どんな時にイライラするのかを見つけてみることです。
もしかしたら、
自分が我慢していることだったり、
自分が小さい頃に禁止されていたことだったり、
親に強く躾されたところが、
イライラポイントになっているかもしれません。
(2)対策を事前考えておくこと
イライラするポイントがわかったら
『イライラしたら〇〇する!』
のように、たくさん対処法を考えておきます。
そうすることでイライラ時間が短くなります。
例えば、
・イライラしたら子どもをハグする
・イライラしたら6秒目を閉じる(6秒ルール)
・イライラしたら別の部屋に移動する
など、その時のイライラに合わせて自分に合った対処法を見つけてください。
(3)イライラしてもいいと許可を出す
子育てをしていて、イライラしたことがない人はほとんどいないのではないでしょうか??
ママだからイライラしちゃいけない、イライラしたら子どもに悪影響、怒りたくないのに怒ってしまってこんなママじゃいけない、と思っている方も多いんじゃないでしょうか?
でも、そう思いながら、怒っちゃってごめんね、悪かった、どうにかしたい、そう思っている時点で、あなたは素敵なママなんです!
子どものことを大切にしているからこそ、後悔や自己嫌悪になってしまっているんです。
あなたも1人の人間です!
イライラするのは当たり前!
だからイライラしたり、怒ってしまったり、反省した時は、ママの気持ちをそのまま伝えましょう!
『さっきは怒っちゃってごめんね。ママご飯つくるの忙しかったから、あんな言い方しちゃったんだ。ご飯つくってる時は火も使ってて危ないから、ママがご飯つくってる時はおもちゃで遊んでてくれるとママすごく助かるな』
まずはちゃんと謝ること。
謝るのってすごくエネルギーがいることですが、ちゃんと謝れば、子どももわかってくれます。
そして、子どももなにか悪いことをしてしまった時に、ちゃんと謝れる子になります。
子育て中は悩みもイライラも尽きないと思います。
でも忘れないで欲しいのは、あなたが子どもを愛している以上に、子どもはあなたのことを愛しているということ。
イライラしてもOK!
あなたの子どもを想う気持ちや頑張りはちゃんと子どもに伝わっていますよ!
ママの心も大切にしていきましょう!
[執筆者]
恩地李果(おんちりか)先生
自己肯定感カウンセラー
[プロフィール]
2021年4月よりカウンセラーとして活動を開始し、より多くの方に自己肯定感を届けたいと思い、2022年6月より自己肯定感アカデミー認定講師として、資格発行講座を開講。
2023年4月よりメンタルサポートを展開。
Instagram
@mind.stroke_aphrodite