1976年生まれの45歳、都内在住で豆腐メンタルの「いむれ」です。
豆腐メンタルとは、メンタルが豆腐のように柔らかい（弱い）という意味です。
豆腐メンタルだとはじめてのことにはオロオロしがち。
はじめてのことに遭遇するたびにオロオロ・・・でも、そんな時はちょっと考え方を変えてみると、なんとか乗り切ることができたのです。
予防接種
実は、私は注射がとても苦手。
きっかけは、小学校の集団予防接種。
今ではありえないことなのですが、私の前に注射を打とうとしていた女の子が緊張していたのか、腕に力を入れてしまい注射針が何回か折れたのを目撃してしまったのです。
それを目撃して以来、注射が腕に刺さるのところを見るだけでもドキドキしてしまうのです。
子育てをしていると予防接種は避けて通れない道ですよね。
予防接種当日、娘のぷくぷくした腕に注射針が刺さる所をみると、幼いころの記憶が蘇り急に不安になりオロオロしてしました。
もしかしたら途中で針が折れてしまうかもしれない・・という不安。だから私が、刺されるところ見ていないと！と思っていました。
私の心配をよそに、子どもたちは毎回嫌がることもなく注射をしていましたが、早く時が過ぎて！と子どもを見守っている私の方が毎回ストレスを感じてヘトヘトに。
それでも私がオロオロしていては子どもたちに不安がうつるかもしれない。私が体験したのは小学生の頃。その時とは時代が違いますよね。安全面も格段に向上している。
そう思い「見ない」決断をしました。
子どもたちの顔を見てあやしたり、目を閉じたりして注射針が腕に刺さることを見ないと決めて挑みました。
不安だから注射針を見て刺されるところを確認していた私ですが、見ないことで心が締め付けられる感覚はなくなりました。
子どもたちも注射されて泣くことはなかったので、なんとか乗り切ることができました。
親が注射を嫌いでも「ママも頑張るから、〇〇ちゃんも頑張ろう」と言って励ますと子どもとの信頼関係も築けるのではないかと思います。
公園デビュー
私は「公園デビュー」という言葉を誰が作ったんだ！と思うほど、苦手でした。
なぜ苦手だったのかというと、私自身が輪の中に入るのが苦手だったこと。人見知りというのも理由の一つです。（この辺りも豆腐メンタルの所以です。）
できれば避けたい公園デビュー。
娘を生んでしばらくは、近くの小学校が解放されており、公園デビューはせず夕方や休みの日に校庭で遊ばせることができました。
しかし、転勤で別の土地へ行くとそうはいきません。
その時は息子も生まれていたので、ずっと家にいると悶々とする日々。私のせいで子どもたちを外で遊ばせられないのは可哀想。
意を決して公園デビューすることにしたのです。自宅から一番近い小さな公園でしたが、平日の昼間でも数組は親子連れがいます。知らない土地で、知らない人ばかり。
ドキドキが止まりません。でもオロオロしないように、「誰とも友達にならなくてもいい！」という気持ちで挑みました。
ところが、すべり台で順番待ちをしていたら「こんにちは～」と声をかけてくれるママがいました。
誰とも友達にならなくてもいい。と考えていた私でも、声がかかると嬉しいものです。
「こんにちは」と恐る恐る返事をしました。すると、少しずつ会話がはじまって、地元が同じだと知りました。
その日は嬉しくて、仕事から帰ってきた主人との夫婦の時間はよどみなく話し続けていました。
私が挨拶した後、子どもたちはそのママのお子さんと話すようになりました。
きっと、「私が話している＝怖い人ではない」と感じたのかもしれません。子どもたちは言葉に出さなくてもママも行動や態度を見ているのでしょうね。
それから何回か公園へ遊びに行きましたが、集団の中に入っていくのはやっぱり苦手。その中に知り合いのママがいたとしても挨拶に行く勇気はありませんでした。
公園の端っこで子どもたちと遊んで、しばらくして帰る。そんなことが頻繁にあると、なんとなく気まずくなって同じ公園には行けなくなりました。
どんどん行く勇気が無くなり、無理をして公園には行かないようになりました。
それでも子どもたちには公園で遊んで欲しいと思い、「公園へ行く時は主人が一緒の時だけ」そう決めてからは気持ちが切り替えられました。
その後すぐに保育園に入ることになり公園での悩みはなくなりました。
過ぎてしまえばなんてことないことですが、その時はそのことに向き合っているのが自分だけだと思い込んでしまい、毎日辛かったです。
公園デビューしなければならない！と自分で決めてしまったら、それができない自分を情けなく思い、「ダメな親だ」と落ち込みます。
でも、決めつけずに行きたい時に公園へ行って遊ぶ、ととらえると心が楽になります。
私のようにメンタル弱めのママへ
はじめてのことにはオロオロしがちですが、「～しなければいけない」と思わないでください。
ちょっと考え方を変えてみると、なんとか乗り切ることができますよ。
一緒に育児乗り越えていけたらいいなと思います。
いむれ
豆腐メンタル／Webライター
23年の子育て経験を伝えることが社会貢献の一つだと思い、Webライターとして活動中。
