「学童やめたい」息子の一言!これって男の子同士トラブル!?話し合って決めた行動と学童の対応

こんにちは。

突然ですが、普段お子さんとのコミュニケーションはどうやってとっていますか?
小学生になって早4年・・すでに10歳となった息子とは、話すのはもちろん、手紙や日記にスキンシップ、といろいろな方法でコミュニケーションをとっています。

2歳頃の軽めのイヤイヤ期を経て、自己主張が強くなってきたなあと思いながらも、まだプチ反抗期ともいえない段階の息子ではありますが、お友だちや先生、習い事などの他者との関係性が高まる中で、家族内での関係も日々少しずつ変化していくんだろうなあと感じています。

いきなり暴言をはかれたりするのかなあ・・いやだなあ。
最近、反抗期の予兆となるような出来事があったせいか、数年前にあった息子と私にとっての初めてのお友だちトラブルについて思い出しました!
ぜひ、みなさんに聞いて・・いや読んでいただきたいです!



きっかけは・・一体何?

息子は小学校に入学した時から学校近くの民間学童に通っていました。
民間学童は、学区を超えて様々な小学校から児童を受け入れているため、学年や性別、学校方針も異なる多種多様な子どもたちと同じ時間をすごすことができ、いろいろ体験できる場所として理想的だと考えていました。

1年生の入所時は勝手もわからず、身体も大きな高学年の子どもたちに委縮したり、重い荷物を背負って徒歩で通学したりと慣れないことだらけで、私が迎えに行くと横になって夕寝していることもありました・・

でも、GWも終わり生活リズムが整いつつある頃には、子どもたちで遊びを考えてすごすようになり、お迎えに行っても「まだ遊びたい!」と私が待たされることも・・それはそれで困りましたが(汗)

そんなある日の帰り道、息子が突然、
「ぼくもう学童やめたいなあ。ダメ?」
と言いました。

「えっ!?突然どうしたの?学童で何があったの!?」
と尋ねると、
「今日ね、Aくんにドンッって押されて「死ね!おまえなんか!殺すぞ!」って言われたから・・・」
と息子が答えました。

「!!!」
おどろいて声になりません・・息子がこんな想いをしているなんて・・(ダメダメ。でも落ち着いて)

息子の学校では、お友だちとのやりとりでも「〇〇さん」とさん付けで呼び合うと決まっているのですが、お友だち同士や学童ではその反動なのか、言葉遣いの悪い子もいてびっくりしたことがあります。
ゲームやTVアニメ、漫画などで暴力的なシーンや乱暴なセリフも多く、高学年の子やちょっと背伸びしたい男の子の間でよく使われていることは知っていました。
Aくんは少し背伸びして大人びた言葉を使いたかっただけなのかも?普段と全然違うし・・といろいろな想いが頭を駆け巡りました。

「でも、どうしてそんなことになったのかな?何か理由があると思う?」
とりあえず冷静に息子に聞いてみました。

「一緒にじゃんけんゲームをしてたら、何回かAくんが負けちゃって、それで怒って押してきたの。」
「「やーめーて」って言ったんだけど、「うるせー!」って怒って「殺すぞ!」って言われた・・」

「殺すぞ。」
って息子が言ったのもかなり衝撃的・・でも平静を保って息子に言いました。

「たたいたり、怒鳴ったりしないでちゃんと「やめて」って言えておりこうだったね。Aくんはじゃんけんに負けて、悔しくてやつあたりしちゃったんだよね。いつもはそんな風に言わないでしょ?」

と言うと息子が、
「遊ばないって言ったら怒るし、何回も服をひっぱられたり押されたり、ひどいことを言われたり、何回言ってもやめてくれないから学童に行きたくなくなったんだよ。」
と言いました・・

息子の身体に傷や痣などはありません。傷つけるつもりじゃないかもしれないけど・・どうしたらいいだろう?でもこのままは絶対によくない!
息子だけじゃなく周りの子にも被害が及ぶ可能性があること
ママと一緒の時はあんなに良い子なのに!!
でもここまでがまんした息子の想いを無駄にしないようにしなくては!

「Aくんがしていることは、何もしていない人を傷つけることだよね。仕返しって言って同じことをしなくて本当によかった。」
「このことを知ってる人は誰かいる?Aくんがしてることは悪いことだってわからなくなってしまわないように、このままにしない方が良いと思うんだけど、どうしたら良い思う?」

私がそう聞くと、息子はすかさず、
「いつもたたいたり、ひどいことを言ったりするのは指導員さんは知らない時だから、ただ仲良く遊んでるって思ってるよ。でも指導員さんたちにはまだ言わないで欲しい。」
と言いました。

どうして?この猶予期間は何?男の子同士の友情なの?
指導員さんに気づかれないようにしていると聞き、狡賢さも感じてしまった私、すぐにでも学童の代表者に連絡して現状報告と確認のお願いと、なんならAくんのママにも伝えて・・と思っていた私はすっかり拍子抜けしてしまいました・・
でも最終的に息子の意見を尊重して、次にAくんと何かあったらしっかり話をする、ということに。
もちろん、そんなのすぐにまた・・と私が心の中で呟いていたのは秘密です。

そして、やっぱり・・・

それから少ししたある日、いつものように息子をお迎えに行き、帰宅後に宿題をしていた時のこと、
「あ~・・・、あーあ・・・、もうーっ!」
と息子の声が。
机を覗いてみると、折れた鉛筆の芯がたくさんありました。削って書こうとするとすぐにポキッと折れてしまいます・・なぜ!

「どうしたの?鉛筆全部折れちゃってるね。何かあった?筆箱落としちゃった?」と聞くと、
「今日Aくんに筆箱を外に投げられちゃったからかな・・」と答えました。

「・・・!!!」

絶句です。やっぱり!!!またあるって思ってたけどこれはひどいよー!!
話を聞くと、久しぶりにAくんと会って「遊ぼう」と言われ、絵を描いていたので断ったら、怒って学童の窓から筆箱を外に投げ捨てたと・・もうこうしてはいられません!

「前に話したこと覚えてる?もしかしたら他の子にも同じことをしてるかもしれない。Aくんのこと指導員さんに話すよ。いいよね?」と伝えると、
「うん。他の子にも同じことがあったらダメだね。」と息子も答えました。
ということで、母、動きました!

その日の夜、まず学童の代表者の方にメールで伝えました。
なるべく落ち着いて、感情的にならず、今回起きたことと息子の気持ち、他の子どもたちに対する影響への不安等、事実を捻じ曲げないよう、否定的にならないよう心がけました。私の感情が入ることで息子や他の子に悪いことが返ってくるような気がして・・

すると、学童の指導員の方から電話が!
お迎えの際にお伝えできなかったので、と、Aくんが筆箱を投げた件で報告とお詫びの電話でした。
筆箱が学童から外に投げ捨てられてたら、指導員さんもさすがにわかりますよね・・その時点でAくんはみっちり叱られていたようでした。

それから少しして代表の方からも連絡がありました。
まずはお詫び、そして息子のケガや心の状態に対する心配と、Aくんについては指導員さん全員に確認していただいた上で、近日予定していた個人面談で詳しくお話を伺うこととなりました。



面談日当日の参加者は大人のみ。念のためAくんに投げられた筆箱を持参して面談に臨みました。
面談は時間に限りがあるので、まず先に決めなければいけないことから話すのですが、なかなか落ち着くことができませんでした。

そしてAくんの話になり、まず代表の方からのあらためてお詫びがありました。
聞けば、Aくんは感情の起伏が激しく、ご家族の方(ママ)が一緒にいる時と、ゲームなどお友だちと競争するような時とでは性格が激変するとのこと・・「同学年の男の子=ライバル→絶対負けたくない!」という気持ちが働くのかもしれませんが、暴力や暴言、物を壊すことは立派な犯罪になり得ます。

男の子同士は、半分本気・半分遊びのようなやりとりがあり、キツい言葉を使ったり軽くたたいたり押したりすることもある、と理解している上で、今回が初めてではなくすでに数回と度を超えており、何か対策を講じる必要があると思うので、個人的にご両親にお話しさせていただくことも考えているとお伝えしました。

長い時間を同じ学童ですごすのですから、少しでも風通しよく、安心して子どもたちがすごせる環境であって欲しい。
今回のことでAくんのご家庭を非難するつもりはありませんが、大人が介入したと知った時点でエスカレートする可能性もあり、そのままにしておくことはできませんでした。

幸い、学童でもこのままにするつもりはなかったようで、
「今回のことは、本人だけでなく保護者の方にもしっかりお話しして現状を知っていただきますが、個人名はお出ししないのでご家庭から謝罪がないことについてご了承ください。」
とお話しいただき、もともと謝罪を求めていたわけではないので対応をおまかせすることにしました。



その後学童から、Aくんのご両親とお話しし、息子がイヤな想いをさせてしまったお子さんにお詫びを伝えて欲しいとのお話があったと伺いました。さらに息子とAくんが一緒に登園した場合には、指導員さんがいつも以上に注意して見てくださったり、気がついた点について口頭やメールでお知らせいただけたり、さまざまな配慮をいただくことができました。
息子も、Aくんは高学年の子と一緒だと何もしないという法則を学び、Aくんを仲間はずれにすることなく学童での時間を楽しめるようになり、母としては一安心!

肝心のAくんは、周りのお友だちへの乱暴ぶりが表沙汰になって監視の目が厳しくなったのか、とっても大人しくなりました。ママにバレたことが一番大きかったのかも・・(笑)

まとめ

今回、数年前のことを突然思い出したのは、最近息子がハマっているオンラインゲームで、息子と友だちがやりとりしているのを聞いたからでした。
もう、ひどい言葉のオンパレード!戦闘ゲームなのである程度は覚悟していましたが、知っている限りの悪い(強い?)言葉をまくし立てる様子は、聞いていて決して微笑ましいものではありません・・

でも、ゲームが終わるとみんないつも通りのいい子!あの暴言吐いてた悪ガキはどこに!?
ひどい言葉で傷ついたこともあったのに今ではみんなでうれしそう・・複雑な心境です。

でも一番ひどいのは・・
仲間に入れてくれないことです!!(涙)

英語の発音練習にも使うからとおねだりされたヘッドセットはこのためだったのか・・
ヘッドセットで友だちとのやりとりが私にはほぼわからなくなり、息子は満足そうです。

まあ、いいか・・でもよくない!と葛藤しつつ、大人が介入しない、息子とお友だちだけの世界が作られつつあるんだなあ、と成長を喜ぶ気持ちとさみしい気持ちが入り混じる母なのでした。

ではまた。
ありがとうございました!

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