前回のお話
「障害受容について学ぼう」という児童発達支援保護者講習会で、共感するママ達の声が響くなか、「周りから否定されがちな環境にいると障害受容できるまでに時間がかかる」とのお話に「そういえば私・・」と思い当たったたくやくんのママ、お迎えに行った際、たくやくんに障害があると知った同級生ママが「え、キモ」と言ったのを聞いてしまい全身が硬直して・・
障害児のママは神様に選ばれたと言われて[14]
「・・・ってことがあってさ、障碍者に苦手意識がある人がいるのは仕方ないってわかってるけど、そこまで拒絶されると、障害を持ってる方が悪いのかな・・なんて、たくやのこと自信なくなっちゃって・・ひどいこと言われても言い返せなかった・・。しっかりしなきゃいけないのに・・ダメだね。こんな弱い母親・・」
たくやくんのママがそう呟くと、
「はぁ?」
と隣の席にいたママ、朝日さんが
「何いってんのそいつら!たくやくんは可愛いっつーの!!」
とキレ出して・・!!
「ええっ!?」
と驚いたたくやくんのママは
「ぷぷーっ!!なんか・・代わりに怒ってくれると気が晴れるもんだね」
そう言った後で、
「ってゆーか、はるさん怒りすぎー!」
「そいつらは痔になればいい(呪)」
と話す2人に、
「朝日さん、松橋さん、おしゃべりは後にしてください」
と2人に優しく注意して話を続ける茂木先生、
「えーでは、この受容モデルから読み取れるのは・・」
「受容できるまでの心の弱さは自然なもの、そんな自分を受け止めることが、子どもを受け止める強さを持つ第一歩だと思います。
前向きを強要せず、まずはそのままの気持ちを受け止めてあげてください」
と優しく語り・・
続きます
植木千尋
ブロブフィッシュ似の主婦です
知的障害を伴う自閉症児を子育て&溺愛中