叱らないママ友


つーくんはテーブルに置いてあったまーくんのハンカチに手を伸ばすと、ポイッと床に落としました。

たまたまそれを見ていたまるさんは、思わず「あっ!!」と大きな声を出しました。まるさんの声にビクッと驚くつーくん。

まるさんと目が合うと、つーくんは一瞬気まずそうな表情をしました。

しかしすぐに「まーくん、ハンカチ落ちたよ!」と言って床を指差しました。つーくんの言葉にまるさんは「落ちた!?」とビックリ。

つーくんはにこっと笑うと「ぼく、拾ってあげるね!」と言って席を立ち、まーくんのハンカチを拾いました。

つーくんがわざとハンカチを落としたところを見ていたのはまるさんだけで、何も知らないまーくんママは「つーくん、ありがとう!」とお礼を言い、つーくんママもつーくんを微笑ましく見守っています。

つーくんは床に落ちていたハンカチを拾うと「はい、どーぞ!」と笑顔でまーくんに手渡しました。

まるさんがちらりとつーくんママを見ると、つーくんママは嬉しそうに微笑んでいます。

「どうしよう。絶対わざとなのに・・。ストレートに言うべき?」一部始終を見ていたまるさんは、つーくんがまーくんのハンカチを落としたのはわざとだと確信がありましたが、それを言うべきか迷います。
つーくんがまーくんのハンカチをわざと床に落とす瞬間を見ていたまるさんが思わず「あっ!」と声を出すと、つーくんはビクッとして一瞬気まずそうな表情をしました。しかし、つーくんはすぐに「まーくん、ハンカチ落ちたよ!ぼく、拾ってあげるね!」と言ってハンカチを拾ってまーくんに渡しました。つーくんがわざとハンカチを落とすのを見ていたのはまるさんだけで、何も知らずにつーくんを微笑ましく見つめるつーくんママを見て事実を伝えるべきか悩むまるさんです。こっそりやったいたずらがバレても、それをうまく誤魔化す方法もしっかり身に付いているつーくん。何も気づいていないママは、つーくんが優しくて親切な子だと信じているのでしょうね。
※この話は身バレ防止のため実体験にフィクションを加えてオーバーに描いております。
登場人物名、場所は架空のものとし、創作漫画としてお読み頂けると幸いです。
[作者]まる
9歳の面白息子アキを育てるアラフォー母です。
[編集]ママ広場編集部
咄嗟の誤魔化し方がとても3歳とは思えませんね。
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