叱らないママ友


お友達のまーくんを叩いたつーくんを叱ることなく、叩かれたまーくんにやり返すようにけしかけるつーくんママにまるさんが「謝らせた方がいいと思う」と意見すると、つーくんママは「遊びの一環!ケガがなければオッケーでしょ!」とさらり。

つーくんママのまさかの言葉にまるさんが驚いていると、隣にいたまーくんママが無言ですっと立ち上がりました。

まーくんママはつーくんの元へ行くと、しゃがんで目線を合わせ「つーくん。もう叩かないで。叩かれたら痛いの。ダメ。分かる?」と冷静に諭すように話しました。

つーくんはまーくんママの言葉に「うん」と頷くと、

すぐにくるりと向き直り、「アキくーん!」と言いながら何事もなかったかのように笑顔で走り出しました。

まるさんはまーくんママの背中を複雑な思いで見つめました。

すると、複雑な表情を浮かべるまるさんとまーくんママに気付いたつーくんママは「大丈夫だよ?つーくん、ちゃんと加減して叩いてるはずだから!」と的外れなことを言い、「でも、すごい気にしてるみたいだから・・ごめんね?」と誠意の感じられない謝罪の言葉を口にしました。

そして「私もつーくんも『そういうの』気にしないからさ。後でもうしないよう言い聞かせておくね!」と笑いながら言うつーくんママを見て、まるさんは「気にしろ」と心の中で激しく突っ込みました。
息子のつーくんがまーくんを叩いて泣かせたことについて「遊びの一環。ケガがなければオッケーでしょ」と平然と言い、つーくんを叱ったりまーくんに謝罪するなど全く頭にないつーくんママ。叩かれたまーくんのママは、静かに立ち上がると「叩かれたら痛いの。ダメ。分かる?」とつーくんに言い聞かせるように言いました。しかし、つーくんママは「つーくんは加減して叩いてるはずだから大丈夫」と謎の主張をし、心のこもっていない「ごめんね」を口にすると、「私もつーくんもそういうの気にしないから」と笑顔で言いました。
自分の子どもがお友達に手を出しても「気にしない」とは・・。つーくんママの考え方には共感できそうにもありませんね。
※この話は身バレ防止のため実体験にフィクションを加えてオーバーに描いております。
登場人物名、場所は架空のものとし、創作漫画としてお読み頂けると幸いです。
[作者]まる
9歳の面白息子アキを育てるアラフォー母です。
[編集]ママ広場編集部
加減してるから大丈夫という問題ではないですよね。
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