初恋こじらせ夫[22]離婚宣言が心臓に刺さる。仕事も辞めて支えたい人。


理恵さんがキッチンでお茶を淹れている間、話し込んでいた義母と正志さん。お茶を運ぶ理恵さんは、正志さんが離婚を切り出したことを立ち聞きしてしまいました。
「もう決めたから!俺は・・」と正志さんが話していると、ガシャン!!と大きな音が!

大きな音に驚いて駆けつける義母と正志さん。「りっ・・理恵ちゃん!!」義母が驚いて声をかけると、お茶を乗せたお盆をぶちまけて呆然と立っている理恵さんがいました。

そして、「離婚って・・何の話ですか?」と驚いた表情でたずねると、「えっ、どういうこと・・?理恵ちゃんと話してないの?」義母も驚いて正志さんにたずねました。

「はぁ・・。親父が戻ってからの方がいいかなって思ったけど・・」正志さんはそう言った後で、「リマがいない方がいいか・・。お袋が言ったとおりだよ。俺、決めたんだ。聡子を支えたいんだ。理恵、離婚しよう」と言いました。

「えっ」そう言われて、心臓がドクッ!と脈打つのを感じた理恵さん。

「・・・」何も答えず黙っていると、「理恵には悪いと思う。でも、決めたんだ。俺は地元に戻って聡子を支えるって」と正志さんが理恵さんの目を見て言いました。

さらに、「もう会社にも退職届を出してきた。今月末に退職するから」と言い出した正志さんに、「たっ、退職届!?・・本気なの?」と理恵さんが言うと、「仕事をやめる!?正志・・本当に理恵ちゃんと何も話してないの?」義母も血相を変えて言いました。

そして、「お義母さんは、この事はいつ・・?」理恵さんが義母にたずねると、「昨日、正志から電話で・・突然すぎて驚いていたけど、今日会ってみたら、理恵ちゃんもリマもいつもと変わらないし・・」義母は驚いてそう答えたのでした。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
脚本:船井 秋 編集:ママ広場編集部
作画:dechi