[20]初恋こじらせ夫|夫の気持ちがわからない。毎週末通う憧れの女性がいる地元に誘われ妻は困惑

アイコンイメージ
前回のお話

地元での同窓会をきっかけに、離婚して地元に戻った幼なじみ聡子さん親子をサポートし家族を蔑ろにする正志さん、妻理恵さんが幼なじみの親友裕二さん夫婦に相談して、正志さんに直接確かめることを決意。聡子さんとの浮気を問い詰めると「浮気なんて絶対ない!」と激怒。理恵さんは正志さんが何をしたいのか全くわからず、堂々巡りの状況に「まだ『好き』とか『付き合ってる』とか言われた方がまし」と思ったのでした。

1話目から読む

初恋こじらせ夫[20]

1か月が経ち、理恵さんとリマちゃんは、正志さんのいない週末にも、正志さんとの会話が少ないことにも、すっかり慣れてしまっていたのでした。

そして、また地元へと出かけて行く正志さんの後ろ姿を見ながら、「正志はもう、私もリマのことも見えていない。そろそろちゃんと話し合った方がいいのかもしれない」と思っていました。

そしてその日の夜。「ただいま」正志さんがそう言うと、リマちゃんが「おかえり~」そう言って出迎えました。「リマ・・まだ起きてたのか?」正志さんがそう言うと、「パパ~、来週の土日は、パパと一緒にばぁばの家に行きたいな」リマちゃんが言いました。

「え?」正志さんが驚いてたずねると、「この前電話で話した時、ばぁばもリマに遊びに来てほしいって言ってたもん。リマちゃんの言葉に、「・・そうだな。たまにはリマもばあちゃん家行くか」正志さんがそう言うと、「やった~!ママも一緒だよね!」リマちゃんは言いました。

理恵さんはビックリしつつ「え?」と聞き返すこと、「そうだな。理恵も久しぶりにお袋たちに顔を見せてやってくれないか?」正志さんが理恵さんに言い、「・・わかった」と答えました。

理恵さんは、「リマと一緒なら、さすがに正志も聡子さんに会えないと思うけど・・。聡子さんのいる地元に私を連れて行くなんて・・どういうつもり?」
突然の正志さんの言葉に、理恵さんは心の中で考え込んでいました。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

脚本:船井 秋 編集:ママ広場編集部
作画:dechi

この記事をSHAREする