[19]初恋こじらせ夫|いっそ好きだと言って!浮気じゃなく憧れていた初恋の人。夫の言葉にモヤモヤ

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前回のお話

地元での同窓会をきっかけに、離婚して地元に戻った幼なじみ聡子さん親子をサポートし家族を蔑ろにし出した正志さんのことを、幼なじみで親友の裕二さん夫婦に相談した理恵さん。正志さんに直接確かめることを決意し、夜遅くに帰って来た正志さんに「聡子さんと浮気してるってこと?」とたずねると、「浮気なんてしてない!」と理恵さんが悪いことを口走ったかのような勢いで否定するのでした。

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初恋こじらせ夫[19]「お前の尺度で考えるな」浮気を認めず疑った妻を否定

夜遅く帰って来た正志さんに「聡子さんと浮気してるってこと?」と問い詰めた理恵さんに「浮気なんてしてない!」と力いっぱい否定した正志さんが、「何より、聡子が浮気なんかするわけないだろ。総一郎も俺も、絶対にそんなことさせない。お前の尺度でものを考えるなよ!」と強い口調で責め立てると、「じゃあ、週末その『多田家』で何してたの?」理恵さんがさらに聞き返しました。

「聡子は車ないから、車出したり家の片づけを手伝ったり、総一郎と多田家本家の手伝いしたり・・。あとは航くんの相手もしてた」と平然と答える正志さん。

理恵さんが「それは、自分の家庭をほったらかしにしてまですることなの?」と言うと、「だって聡子が困ってるから・・」正志さんの言葉を聞いた理恵さんは、「正志が何したいのか全然わからない」と心の中で呟きました。

そして、「・・あなたは聡子さんのことが好きなの?」とたずねると、「俺は・・聡子を支えたい。聡子は俺にとってずっと憧れだったんだ」と真顔で答える正志さんに、「それは、私やリマより大切だということ?」理恵さんがそう言うと、「・・・」正志さんは黙ってしまいました。

「浮気はしていない。でもずっと憧れていた初恋の人。初恋相手って、結婚相手よりも娘よりも大切になるのかな・・」と考え込む理恵さん。

正志さんの何とも言えない答え方に、「まだ、『聡子さんと付き合っている』とか、『聡子さんを好きになった』とか言われた方が・・」とモヤモヤがおさまりませんでした。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

脚本:船井 秋 編集:ママ広場編集部
作画:dechi

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