[14]初恋こじらせ夫|夫の親友夫婦に相談。妻が知らなかった地元の幼なじみの関係性。

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前回のお話

理恵さんの夫の正志さんは、同窓会へ出席した際に幼馴染の妹聡子さんに久しぶりに再会しました。聡子さんは暴力を振るう夫から子どもを連れて逃げて地元に戻ったと聞き、聡子さんの事が気になって仕方がない様子でした。それからというもの、地元の仲間みんなと聡子さんをサポートすると言って毎週末地元に帰ってしまうようになり、理恵さんはモヤモヤを募らせていきました。徐々に正志さんは何かにつけて理恵さんや娘のリマちゃんと、聡子さん親子を比べるようになり、嫌味ばかり言うようになっていき、理恵さんは正志さんの幼馴染でもあり地元でスーパーを営む佐伯夫妻に相談しました。

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初恋こじらせ夫[14]幼なじみの関係性

「あのさ、今から話すこと、理恵ちゃんにとっては楽しくない話になるかもしれないけど・・」と言いづらそうに話す裕二さんに、理恵さんは「大丈夫、知りたい・・私」と静かに力強く言いました。

理恵さんの覚悟を感じた裕二さんは、自分たち幼なじみの子どもの頃からの関係性を話し始めました。「俺たち、ずっと子どもの頃から一緒に育ったんだ」

「総一郎は地主の『多田家』の長男。いつも周りからちやほやされてリーダー的存在だった。総一郎の妹である聡子は見た目も良くて当時はアイドル的存在だったかな」と裕二さんは振り返ります。

「俺も正志もファッションとか流行には全くの無頓着でクラスの端っこで漫画なんかの話をして盛り上がっているタイプ。総一郎は高校生ぐらいになるとバイクで町まで行ってやんちゃしてたみたいで、大きくなるにつれて疎遠になっていったって感じかな」裕二さんと正志さんは、成長するにつれて総一郎さんとは疎遠になっていったといいます。

そして裕二さんは、自分たちが総一郎さんたちのグループから下に見られていたとも話しました。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

脚本:船井 秋 編集:ママ広場編集部
作画:dechi

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