[6]弟優先実母|娘の気持ちをねじ伏せ「高校卒業したら就職」勝手に進路を決める母

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前回のお話

中学に上がったマサミさんはお母さんに吹奏楽部に入りたいことを伝えました。すると「無理よ。カズキが中学受験するのよ?お金がかかる部活は諦めなさい」とキッパリ断られてしまいました。カズキさんの中学受験を知ったマサミさんは「でも私が受験したいって話した時はお金がないから無理って」と言うとお母さんは「それはそうよ。カズキにお金がかかるんだから」と当たり前のように言いました。マサミさんは「私だって好きなことさせてほしい!!」とお母さんに訴えると「マサミに必要なのは早く自立することよ。」と言いました。結局マサミさんは吹奏楽部を諦め合唱部へ入部。そしてカズキさんは私立中学に入学し希望通りサッカー部に入りました。

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弟優先実母[6]大学進学したいのに。進路を勝手に決める母

そしてマサミさんはお母さんの要望に従って商業高校に進学しました。
気の合う友達もできて学校生活はとても充実していました。

進路を決める時期になり三者面談がありました。

先生は「マサミさんはとても優秀ですし大学進学も考えて良いと思います」と言いました。

お母さんはお礼を言い「でも、娘には就職してほしいと考えていまして。優秀であればいい就職先を紹介していただけますよね?」と聞きました。お母さんは話をどんどん進めていきます。

先生は「それはもちろんですが・・・マサミさんの意見は?進学希望だとお聞きしているのですが。」と言うとお母さんは「まあ!それは間違いです!娘は就職を希望しているんですよ」と嘘をつくお母さん。

先生が「マサミさんの気持ちはどう?」と聞くと・・・

「先生私は・・・」と言いかけるマサミさん。
ですがマサミさんの言葉を遮り「マサミ?ねぇ・・・お母さんはあなたのことを考えて話しているのよ?うちの家計のことも考えてちょうだい」と話します。

マサミさんはお母さんの言葉に「就職でいいです」と言うしかありませんでした。

その後、就職先を紹介してもらったマサミさんがお母さんに報告すると「凄いわね!!大手を紹介してもらえるなんて~!!嬉しいわ!!」ととても喜びました。
「ね!!お母さんの言った通りにすればいいのよ!!」とルンルンで笑顔になっているお母さんの顔を見て、これで良かったのだと思いました。

自分の未来もお母さんに決められてしまうマサミさん。でもお母さんの喜ぶ姿をみて納得してしまう。そんな姿に心が痛みますね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:みつけまま
2020年生まれ長男・2023年生まれ次男を育児中のワーママです。
育児の記録のため、絵日記をゆるゆると描いています。

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