孤独の中の子育て・・・でもその経験で私は少しだけ強くなりました!

1976年生まれの45歳、都内在住で豆腐メンタルの「いむれ」です。
豆腐メンタルとは、メンタルが豆腐のように柔らかい(弱い)という意味です。




19歳で婦人科系の病気になり子どもは授からないと覚悟し、21歳で結婚。
しかし、奇跡的に22歳で娘、24歳で息子を授かりました!

主人の仕事の関係で1年半~2年毎に暮らす土地が変わりました。

初めての土地での孤独の中の子育て


息子が生後4ヵ月、娘が3歳の時に主人の仕事の関係で雪深い土地に暮らすことになり、雪が苦手な私は、一面銀世界の朝に落ち込んだ毎日。
今でもその時のことは覚えていますが、朝起きてカーテンを開けると昨夜までは降っていなかった雪が窓から見える景色一面が真っ白な雪で埋め尽くされていました。
子ども達は「雪、雪」と喜んでいましたが、私は雪道の車の運転が嫌いだったのでため息ばかりでした。それだけでなく、雪が降ると子ども達を外に連れていくこともできなくなる。狭いアパートで過ごすのは苦痛でしかありませんでした。

知らない土地での生活、それに加えて、主人は月に2度ほど泊りがけの出張があり、私と子ども達3人での生活は孤独そのものでした。
そんな時、主人の会社の上司から近くの保育園へ入園をすすめられました。私は働いていなかったのですが、地方の小さな保育園で入園枠も余裕があったので、入園式から1か月ほど遅れて子ども達を入園させました。

息子の体には歯型がたくさん

子ども達が保育園へ行っている間、部屋の掃除や買い物を済ますことができるので私のメンタルも少しずつ安定してきたかのように思えた矢先、まだ1歳もならない息子の体中に歯形があることに気づきます。
ビックリして3歳の娘に「チーくん(息子)の体中に歯形があるよ!」と言うと、娘は「ほんとうだ!」と叫んでいましたが、娘も保育園のクラスが違うのでわかりません。もちろん幼い息子は話すこともできないのです。

翌日、息子の担任に事情を話すと、もしかしたら、チーくんが一番小さいからお兄ちゃんたちが可愛くてじゃれていた時に噛んでいるのかもしれない、とのことでした。
それが本当なのかしっかり見守って欲しい、と伝え、後日先生からの報告では、ある一人のお兄ちゃんが息子のことが可愛くて噛んでいるとのことでした。

いじめられているわけではなさそうだったのですが、そのお兄ちゃんの親にも事情を説明し、今後そのようなことがないように担任にお願いして見守ることにしました。しかし、しばらく息子の体には歯形が絶えませんでした。

そんな私を少しでも助けたいと思ったのか、私が息子のことで担任に話しているのを娘が聞いていたようで、保育園から帰ってくると娘が「チーくんにまたあのおにいちゃんがのっていた」「わたしがチーくんをまもるよ」と息子の様子を教えてくれました。
子どもながらに正義感のある娘だったので、その時は娘にとても助けられました。娘をギューッとして「ありがとう!」と言った時の娘の笑顔は忘れられません。



若いママがダメ?よそ者がダメ?

私は22歳で娘を出産しているので、いわゆる「若いママ」です。私が住んでいたところにも同世代のママたちがいたのですが、残念ながら私はそのママ達とは仲良くできずにいました。
挨拶はしっかりしていたのですが、ある日から挨拶を返さず睨みつけてくるママがちらほら増えました。私が「若いママ」の仲間に入っていないからなのか、よそ者を嫌うタイプの人たちだったのでしょう。
子ども達は仲良くしているので、私がその子のママに話しかけても無視です。
豆腐メンタルな私は、私の何がいけないの?なんでそんなことされなければならないの?と心がえぐられるように落ち込みました。

園の先生の一言に救われた


そんな時に助けてくれたのは、息子の担任でした。その担任は私よりだいぶ年上の先輩ママでした。
私が無視されていることを知っていたのか、「いろんなママがいますよね。でも、チーくんママはそのままでいいんですよ」と言われ、私を否定する人ばかりではないと涙が出そうになりました。
今のようにSNSやインターネットも普及していない20年ほど前のことです。
自分の気持ちをブログでつづることもできず、友達にも主人にも話せずにいました。
でも、見てくれている人はいるんだー!と救われた気持ちになりました。

挨拶だけはしっかりしていた

その後も私は無視されても挨拶だけはしっかりするようにして過ごしていましたが、数ヶ月経ってから挨拶を返してくれるようになったのです。その時はガッツポーズさえしませんでしたが、心の中で「やったー!」と叫びました。
その後、すぐにまた引っ越してしまいましたが、その経験が私を少しだけ強くしました。

豆腐メンタルな私だけかもしれませんが、傷つくことは多々あります。
子育て中は特に自分にも余裕がなく、知らず知らずのうちに人を傷つけていることもあるでしょう。だから、私は豆腐メンタルを活かして他の人の気持ちを想像するよう努力しています。

いむれ
豆腐メンタル/Webライター
23年の子育て経験を伝えることが社会貢献の一つだと思い、Webライターとして活動中。

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