子どもの歯の治療中に引っ越しが決まったら、どう動くのがベスト?歯科医師、藤本先生に伺いました!

子どもの歯の治療中に引っ越しが・・・そんな場合はどう動くのがベスト?今回はそんな悩みについて、株式会社ToothToothの歯科医師であり、SNSなどを通じてママやパパたちのお役にたてる情報を積極的に発信している、藤本侑里先生にお伺いしました。



引っ越しが決まったら、まずは報告を!

春は出会いと別れの季節、急な転勤の方もいらっしゃいますよね。

転勤や引っ越しが決まったら、やることのひとつとして通院中の歯科医院に、引っ越しをいつ頃するか決まり次第伝えましょう。
治療中の場合、通院中の歯科医院で治療が終了できるように、可能な範囲で通院のペースを一緒に考えてくれる先生が多いと思います。
引っ越し前後はバタバタしますし、引っ越してからも生活に慣れるまで時間がかかるかと思います。むし歯の治療はなるべく、引っ越し前に完了しておきたいですよね。

治療が完了しなかったときは紹介状を書いてもらえる?

治療が完了しなかった場合、紹介状を書いてもらうと安心ですよね。
紹介状がある場合、比較的スムーズに治療が引き継げることがほとんどです。
万が一、紹介状をもらい忘れたとしても心配は不要です。
紹介状がないと治療してもらえないなんてことはありません。
紹介状の有無に関わらず、むし歯があるかどうか治療が必要かの判断は、引っ越し先の歯科医院で診査・診断されますので、安心してくださいね。

引き継ぎが難しいのは、「矯正治療」

遠方へ引っ越しした際、かかりつけの歯科医院を変える方が多いと思います。
むし歯の治療中でかかりつけの歯科医院を変える場合は大きな問題はないのですが、矯正治療中の場合は、治療を引き継げないことがほとんどです。
矯正治療は治療期間も長期に渡るため引き継ぐことが難しいです。
また、治療費も治療完了前に一括で支払っていることが多く、その点も引き継ぎが難しくなる理由のひとつです。
矯正治療を考えている場合、しばらく転勤などで引っ越しがないか、引っ越したとしても通院できるかどうかをあらかじめ考えておきましょう。

保護者の方は、むし歯の治療をした箇所やむし歯に気をつけた方がいい歯を把握しておくことをお勧めします。
引っ越し先で歯科医院を見つけるまでの間、安心ですよね。備えあれば憂いなし。
何ごとも早めの行動を心がけるようにしたいですね。

[執筆者]

藤本侑里 先生

[プロフィール]
歯科医師として治療を行う傍ら、二児の母として日々奮闘中です。
岡山大学歯学部を卒業後、大阪歯科大学にて臨床研修し大阪府内の歯科医院にて勤務。日本歯科保存学会所属 認定医。
日本小児歯科学会所属。現在は、兵庫県内の歯科医院で歯科治療を行いながら、(株)ToothToothにてSNS発信や商品開発に携わっています。YouTubeでは年齢別の仕上げみがきの方法、弊社のはみがきうさぎというキャラクターの歌やダンスなど、小さなお子様のいるご家庭の皆様に喜んでいただけるコンテンツを用意しています。

Instagram:@mama_haishasan

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