ワンオペ、病弱な子供、頼る人がいない・・・募るイライラを開放するきっかけになった母のひと言

病弱な子どもの子育てをしているメンタル弱めなママへ

うちの子どもたちは小さい頃から病弱でした。
娘は生後3か月のときに高熱を出し、髄膜炎かもしれないと言われて入院しました。それだけではなく、生後9か月で熱性けいれんを起こし検査入院。その後もマイコプラズマ肺炎やインフルエンザでの入院も毎年のようにありました。
息子も2歳半のときと4歳のときに熱性けいれんを起こし入院しました。娘同様、マイコプラズマ肺炎やインフルエンザでの入院もありました。さらに、12月頃から風邪をひいて年明けからは保育園を休みがちになるのは毎年の恒例行事でした。

あるとき、息子が嘔吐下痢をして高熱を出し入院したあと、娘も同じ症状で入院したことがありました。そのとき私は「こんなに病弱なのは私のせいなのかもしれない」と悩んでしまい、イライラした気持ちをどうしていいかわからず、子どもたちにも当たってしまいました。

その時期は両親と同居していたのですが、両親ともに正社員で働いていましたし、主人は相変わらず仕事が忙しくワンオペ育児でした。
親友も私と同じように若いママでしたが、彼女は仕事をしていたし頻繁に話すこともできない状況。そのときのママ友には自分の気持ちを話すことはできず悶々としている日々でした。

私といえば、体調は悪くはないものの、体力がなく子育てするだけでヘトヘトになる毎日。
そんな私でも社会と繋がっていたくて仕事をしたいと考えていましたが、現状を考えると働くことなどできないことは明らかでした。
実の両親と同居していたからこそ頼りたいけど頼れない、でも、主人は仕事で忙しいのでやはり両親に頼るしかないというループにハマっていました。

そんなときに母から「イライラしても仕方がない。子ども中心に考えてみたら?仕事ならいつでもできるよ」と言われたのでした。
そう助言された直後は受けとめられなかった私です。しかし、子どもたちの看病をしながら自分で自分に問うてみるうちに自分がすべきことがクリアになったのです。

仕事をするということはタスクが増えること、精神状態を穏やかに保ったまま子どもたちに接することが私にできるだろうか。
仕事をしていないからといって、引け目を感じることはない。
病気がちな子どもは誰のせいでもなく、もちろん、子どもたちも具合悪くなりたいわけじゃない。子どもの個性ととらえて育てていこう。
そう考えられるようになっていきました。

「子どもたちがある程度大きくなるまでは働かない!」
「大変になったらSOSを早めに出す」

と決めて子育てをするようになったら、気持ちがラクになりました。
病気がちな子どもたちに対しても前よりは穏やかに接することができました。私が変わったからなのか、少しずつ成長したからなのか、子どもたちが体調を崩すことが少なくなってきました。
それまでは季節の変わり目や冬になると、防寒を徹底させ食事も気を付けていた私ですが、ピリピリしていたと思います。子どもたちも「風邪をひいちゃいけない」「具合が悪くなっちゃいけない」と知らず識らずのうちに感じていたのでしょう。プレッシャーだったのでしょうか。
考え方を変えたあとは、多少の熱は出たとしても入院することもなくなりました。

小さい頃は病気がちだった子どもたちですが、小学校高学年にもなると熱を出すこともそうそうなくなりました。
子どもが小さい時は何から何までママが面倒を見なければならないので大変ですが、子どもは少しずつ成長します。ずっと続くわけではありません。

仕事をしながら子育てしているママが多いと思いますが、考え方を少し変えてみると自分の中で折り合いが付くポイントが見つけられると思います。

我が家のように子どもたちが20歳を過ぎると懐かしい思い出になると思います。

いむれ
豆腐メンタル/Webライター
23年の子育て経験を伝えることが社会貢献の一つだと思い、Webライターとして活動中。

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