[47]孫を置いて消えた娘|産まれる子の母親でいられるか悩む孫に、悩む気持ちがあれば大丈夫と言う

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前回のお話

シングルマザーとして子育てと仕事に奮闘する娘リコさんを支えながら、忙しくも幸せな日々を送っていた雪江さん。しかしある日、リコさんは「今は彼との時間が一番大切」と言い残し、娘のミオちゃんを置いて姿を消してしまいます。行方を探すも、リコさんは仕事も辞めておりスマホもアパートも解約済みで手がかりは何もありませんでした。ミオちゃんを守ることを最優先に考えた雪江さんは、ミオちゃんを自分の扶養に入れ、住民票などの法的な手続きのことも考え始めます。役所に相談に行くと、手続きには父親の協力が必要だと言われ、リコさんの元夫隆文さんと会ったところ、隆文さんの浮気で離婚したとリコさんから聞いていたのが実際は逆だったと知り衝撃を受ける雪江さん。再婚して新しい家族もいる隆文さんは、「ミオのことをお願いします」と雪江さんに頭を下げ、法的な手続きへの協力を約束してくれました。その後、雪江さんはミオちゃんを養子にする決意をし、ミオちゃんもそれを喜んで受け入れました。ミオちゃんは雪江さんのことを「雪ママ」と呼ぶようになり、あっという間に5年が経過。60歳になった雪江さんは退職し、ミオちゃんは中学生になりました。そんなある日、5年も音信不通だったリコさんから突然連絡がありました。ミオちゃんを気にかけることもなく、ただお金の無心をしてきたリコさんを突き放した雪江さんですが、その夜、リコさんが突然家を訪ねてきました。全く悪びれることなく「助けてくれないならミオを連れてっちゃおうかな」と脅すようなことを言うリコさんに親権者は私、と毅然と対応する雪江さんですが、「ミオは大事だけど、あなたも私の大切な娘よ」と言ってお金の入った封筒をリコさんに差し出しました。そしてこれを元に再スタートするか、今の暮らしを続けるのか、よく考えるように言い、「今、幸せなの?これからどうするの?」と問いかけます。リコさんは言葉を詰まらせますが、お金を掴んで立ち去りました。迎えに来たのかと動揺したミオちゃんが「ここにいていいの?」と雪江さんに聞きますが、「当たり前でしょ」と返します。その夜、雪江さんはリコさんの様子を思い返し、やり切れない気持ちになりました。翌朝心配して電話をしてきた祥子さんにその気持ちを告げると「一番守るべき相手を選んだだけ、リコさんにも伝わっています」と言われ、」少し気が晴れます。その後、リコさんからの連絡は途絶えたまま、さらに年月が過ぎました。27歳になったミオちゃんは結婚し、少し離れたところで暮らしています。今は出産のため雪江さんの家に里帰りしていました。

1話目から読む

孫との生活でたくさんの幸せをもらえた

あの日以降、リコからの連絡は途絶えたまま、さらに年月が過ぎました。小さかったミオも今では27歳、素適な人と結婚して、少し離れたところに住んでいます。出産が近いので里帰りし、しばらくこちらで暮らす予定です。ミオは私が離れて暮らすことを気にかけていますが、私はミオに私の介護や世話を気にせず、幸せになってほしいと思っています。

ミオの大きくなったお腹を見ながら、「もう、いつ生まれてもよさそうね。健診はどうだったの。ユウトさんには連絡したの?」と聞きました。ミオは「うん、順調。ユウトさんも予定日前後には、こっちに来るって」とにこやかに答えます。「わかったわ」特に問題なく出産予定日を迎えられそうで、安心です。

ミオがふと「私も、ママになるんだね」と言いました。「そうね」と頷くと、「ちょっと、怖い。私は、この子の手を離さないでいられるかな」とどこか不安そうに呟きます。

私は「悩んでる時点で、大丈夫よ」と言いました。するとミオが「雪ママ、本当にありがとう」とお礼を言います。「どうしたの、突然」

「私がここまで成長できたのは、雪ママがずっと一緒にいてくれたからだよ」笑顔でそう言うミオへ、「私こそ、ミオがいてくれたからたくさん幸せもらったわ」と返事をしました。ミオと過ごした日々は、私にとってもかけがえのない日々です。

目を潤ませたミオが、「私のお母さんは、雪ママだよ。本当にありがとう」と言ってくれました。その言葉に、私は胸がいっぱいになります。「ミオ・・・」

自分が母となることを不安に思うミオちゃん。雪江さんが言う通り、その気持ちがあれば大丈夫ですね。ミオちゃんの最後の言葉に、雪江さん同様うるっとなりました。

※ストーリーはフィクションです。登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ

最新のコメント
  • パパさん より

    男に走って自分を置き去りにした母
    実はそれは初めてではなく、産まれた時から父がいないのも母が自分を孕っている時に他の男に走っていたせい
    それ知ってしまったら本当に人間不信になるかも

  • かんな より

    私も母親に捨てられた人間。
    結婚し、子を授かったとき、同じことを思ったよ。
    でも私は大丈夫だった。子どもに母親にしてもらえた、と思う。
    私は母親と違って絶対に子を手放さないと心に誓っている。

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