私「あなたの両親に親のことを悪く言われるのは耐えられない。」彼「本当のことだから仕方ない」|彼親が原因で婚約破棄[5完]

前回のお話

駆け落ちして数十年が経過した頃、風の便りに実母の病を知り、最後に一目会いたいと故郷に戻ることに。久しぶりに戻った私を両親はあたたかく迎えてくれました。宗司さんの両親は実家に押しかけ罵り喚き、最終的に慰謝料を払って婚約を破談にしたと聞いて申し訳ない気持ちでいっぱいになりましたが、両親が「いい人と一緒になって幸せな人生を送ってくれてよかった」と言ってくれたことで呪縛がとけたような気持ちになったのでした。

[5完]彼親が原因で婚約破棄。私の選択は間違っていなかった。




史子さんの話を聞いた後、私は彼の両親の言動について改めてヒロに伝えてみることにしました。

私「ヒロの両親が私だけじゃなく、親のことを「親の学歴が低いとこんなことも子どもに教えないのかしらね~」と悪く言うのは耐えられない」
彼「んー・・・。」「学歴とかは事実を言ってるんだし、まあ、仕方ないんじゃない?」
私「!!!」
 
史子「あの時、逃げることを選んでよかった。その後の人生は、幸せだった・・・」
史子さんの言葉が、私の頭の中で思い出されました。

私「・・・ヒロ、私・・」と口をついて出た言葉は・・

私はヒロに別れを告げました。プライドの高いヒロのお母さんは「私から」別れを切り出されたのが気に入らず怒り心頭だったようです。

時は流れ、あれから10年。私は今も介護の仕事を続けています。あの日語ってくれた史子さんのように、私も自分自身の選択を信じることにしました。それが、私の幸せに繋がることだと思うから・・。

優しい夫と二人の子どもと一緒に過ごす日々・・どうやら私の選択も間違っていなかったようですよ。史子さん・・・

【新連載】次回ママ広場オリジナルマンガは「義母アレルギーになりまして。」です。
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原案 ママ広場編集部  脚本・作画 マキノ
※実在の人物や団体等とは関係ありません。

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